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豊中の遺言 相続専門行政書士   お役にたてれば 幸いです。

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

遺産分割入門 初級編 ⑨

遺言書のない場合の遺産分割のお話をしてきましたが、遺言書による相続に関しても少しだけ。 遺言書の大きなメリットとしては、被相続人(亡くなった方)の思い通りに財産の処分ができる。死後に家族 親族に紛争を残さないように準備することが出来るといっ…

遺産分割入門 初級編 ⑧

遺産分割協議書も出来ました。それではその分配をしていくわけですが、預金、不動産手続きには、それぞれにいろいろな書類が必要です。 遺産分割協議書・相続人全員の印鑑証明、住民票、戸籍謄本、除籍謄本・・・。各銀行・郵便局によっても少し違いがありま…

遺産分割入門 初級編 ⑦

相続人が納得して、無事に遺産の行き先が決まったら、遺産分割協議書の作成です。 遺産分割協議書は、必ず作成しなくてはいけないわけではないですが、後日協議の内容について紛争になった場合の証拠資料として作成しておいたほうが良いです。また金融会社、…

遺産分割入門 初級編 ⑥

相続人が確定したら、いよいよ遺産の分割となります。 まずは遺産内容の確認を進めていきます。ただこれも被相続人(亡くなった方)が整理・準備していなかった場合は、どこの銀行に預けてる、保険はどこに入っていた、不動産は何を持っている、株は?とけっ…

遺産分割入門 初級編 ⑤

この推定相続人探しというのが、簡単そうでじつは厄介です。被相続人(亡くなった方)の戸籍を洗ってみないと正確な相続人がわからないからです。被相続人に実は離婚歴があった、前婚のときに子供がいた、認知している子供がいた。などそれまで知らなかった…

遺産分割入門 初級編 ④

相続する しないが決まったところで、その手続きですが、遺言書がある場合、無い場合で大きく変わってきます。 遺言書がある場合はその遺言書通りに進めていきます。ない場合は、相続人の間で話し合って遺産の分割内容を決めていきます。なのでまず誰が相続…

遺産分割入門 初級編 ③

②であげた相続方法についての注意点をあげていきたいと思います。 相続が発生した時から3カ月以内に、限定承認、相続放棄を家庭裁判所に申述しないとできなくなります。つまり単純承認したと自動的になります。また財産の一部を受け取っただけでもその二つは…

遺産分割入門 初級編 ②

被相続人(亡くなった方)の財産を相続するもしないも相続人の自由です。えっ!!と中には思われる方もいるかもしれませんが、①で述べたようにマイナスの財産である場合もあるんです。親が残した巨額の借金とか。相続の方法については3種類あります。 単純承…

遺産分割入門 初級編 ①

ちょっと最近 マニアックなお話が続いていましたので、初めて相続を考えてみましょうかしらという方に向けて、書いていきたいと思います。 『相続』とは何を相続するのか知っていますか? 土地や家などの不動産、貴金属、自動車、現金、預金、株券・・・・い…

戸籍にまつわるQ&A 再婚した場合 連れ子は相続人?

Q、既に子供がいる女性が再婚しました。その女性の連れ子は再婚相手の夫の相続人になりますか?A、再婚相手の夫と養子縁組しない限り、連れ子はその夫の相続人となりません。これは知らないままいくと結構揉めるパターンになるかもしれません。 父 2人連れ子…

戸籍にまつわるQ&A 改製原戸籍

Q、改製原戸籍(かいせいはらこせき)って集めるように言われたんですが、何ですか? A、法改正や命令によって、以前の戸籍が新しい戸籍に作り変えられた(改製があった)場合の元の戸籍のことをいいます。改製後の戸籍には、記載されていないこともあります…

戸籍にまつわるQ&A 除籍

Q、除籍謄本って集めるように言われたんですが、何ですか? A、除籍とは、婚姻や死亡、離婚や転籍(本籍から移動)によって現在の戸籍から外れるという意味で使います。そして除籍によって、その戸籍に記載され、在籍している人が誰もいなくなった状態の戸籍…

戸籍にまつわるQ&A 読みづらい昔の戸籍 その弐

Q、古い戸籍を集めてみたんですが、読む気がうせるんです・・・。 A、読みづらくさせるもう一つの大きな要因、ふつうに読みづらいんです。古い戸籍(旧法戸籍)は年式が古くなると、和文タイプでの打ち込みではなく、手書き、さらには毛筆で筆記されています…

戸籍にまつわるQ&A 読みづらい昔の戸籍 その壱

Q、古い戸籍を集めてみたんですが、何かたくさん記載されていて、見づらいんです。なぜですか? A、現在の戸籍は、親と子というシンプルな形で構成されています。古い戸籍(旧法戸籍)は、一家の代表である戸主を中心とした家制度になっています。これ自体が…

戸籍にまつわるQ&A 相続人調査 そこまでいる?

Q、なぜ直前の戸籍だけで相続手続ができないのですか? A、戸籍は改製や転籍によって頻繁に作り直されますが、直前の戸籍にはそれ以前に除籍された相続人の情報などが記載されません。そのため被相続人の出生から死亡までの戸籍を取り寄せて、認知や養子、離…

戸籍にまつわるQ&A ほんとに相続人はこれだけ? 

Q、亡くなった方の子供は小さいうちに死亡しており、両親もすでに亡くなっているとのこと。兄弟も聞いたことがないので、相続人は配偶者のみということで手続きを進めていってもよいでしょうか?A、一般的に今の中高年・高齢者の方は、兄弟姉妹がたくさんい…

戸籍にまつわるQ&A 子連れ再婚の戸籍 どーする?

Q、既に子供がいる女性が再婚しました。その女性の連れ子は、再婚相手の夫の相続人になるでしょうか?A、再婚相手の夫と養子縁組しないと、連れ子はは、その夫の相続人にはなりません。 ただ夫の戸籍に入り、名前が変わっただけでは、相続人とはなりません。…

いよいよ戸籍の読み方 簡単に。⑩

⑩までやってきといてゆうのも何なんですが、簡単ではないですね、戸籍。。。 今ある現状の戸籍だけなら見やすく、内容もシンプルなんですが、相続手続のために過去の戸籍を紐解くとなると難易度が上がりますね。調べていて知ったんですが、過去の戸籍の制度…

いよいよ戸籍の読み方 簡単に。⑨

平成6年にも大きな変化がありました。「戸籍のコンピューター化」と呼ばれているらしいです。コンピューター化ってどうなんって個人的には思うんですが。 この改製は、その時点で在籍する者だけが新しい戸籍に移記され、戸籍の見出しになる筆頭者を除き、す…

いよいよ戸籍の読み方 簡単に。⑧ 改製原戸籍

その明治5年から、明治19年、明治31年、大正4年、昭和23年、平成6年に戸籍法が大改正され、戸籍制度が変化してきました。そのたびに戸籍はつくりなおされてきており、これを改製といいます。それぞれ明治5年式戸籍というふうに呼ばれ、昭和23年以降の戸籍は…

いよいよ戸籍の読み方 簡単に。⑦ 改製原戸籍

改製原戸籍っなんて聞いたことあります?私はありませんでした。「かいせいはらこせき」と呼びます。戸籍法が改正されたときに、戸籍の様式などが変更されると、新しい様式の戸籍に書き換えが行われます。 この書き換え前の戸籍を改製原戸籍といいます。 日…

いよいよ戸籍の読み方 簡単に。⑥ 除籍謄本

今までお話してきました戸籍とは別に、除籍謄本というものがあります。これは相続で親族関係を確認していくときに非常に重要になります。 なにかというと、戸籍の中に入っている人が全員いなくなった戸籍の写しのことです。現在の戸籍からは、結婚して新たな…

いよいよ戸籍の読み方 簡単に。⑤

戸籍には、「戸籍謄本」「戸籍抄本」「全部事項証明書」「個人事項証明書」があります。 戸籍謄本は戸籍の原本全部(全員の記載事項)を移した書面の事を言います。それに対して、戸籍抄本は戸籍の原本の一部(請求された特定の個人の記載事項)を抜粋して写…

いよいよ戸籍の読み方 簡単に。④

戸籍も大切な個人情報ですから、誰でも取りに行けるというわけではありません。 法律で定められている人は、 戸籍に記載されている人、その配偶者、直系尊属(おじーちゃんおばーちゃん)、直系卑属(子供、孫)となります。なので兄弟が相続人の場合、「請…

いよいよ戸籍の読み方 簡単に。③

戸籍を取りに行く場所は、皆さんもご経験からご存じだと思うのですが、近くの役所となります。 現在の戸籍制度では、国が本籍地を所轄する各市区町村に対し、戸籍事務を委託し、市区町村が戸籍の事務を管掌しているということになります。 国にお願いされ、…

いよいよ戸籍の読み方 簡単に。②

今の日本の戸籍は、「一の夫婦及びこれと氏を同じくする未婚の子」を一つの単位として編製しているところに特徴があります。つまり夫婦と子供という単位 家族単位といった感じでしょうか。 それに対して海外の多くは、個人単位で登録するようです。海外では…

いよいよ戸籍の読み方 簡単に。①

相続には必ず必要な戸籍について、できるだけ簡単にご説明出来たらと思います。私もあまり詳しく知らないまま人生の後半に差し掛かっております。よかったらお付き合いください。 「戸籍」とは、日本国民一人一人の出生から死亡までの身分事項を公の帳簿に記…

遺言書を保管してくれる制度はじまっています。③

この保管制度は、保管の申請や閲覧請求には若干の手数料がかかります。 保管申請・・・3900円 遺言書の閲覧の請求・・・1700円 などなど詳しくは、法務省ホームページご確認ください。 また保管にあたって、遺言書の書式(余白部分をとるなど)の指定もあり…

遺言書を保管してくれる制度はじまっています。②

またこの仕組みを利用するにあたって、プラスの効果が発生します。「家庭裁判所による検認」というものが不要になります。自筆証書遺言が自宅で見つかった場合、この検認が必ず必要で、行わないとその遺言書は、各種手続きにおいても効力が発揮できません。…

遺言書を保管してくれる制度はじまっています。①

この遺言書の保管制度の対象となる遺言書は、「自筆証書遺言」とよばれるものです。今までは自分で保管しなければならず、遺言書が紛失されてしまったり、相続人によって、破棄改ざんされてしまうといった紛争の一因になることがありました。これが自筆証書…