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相続手続

財産評価について考えるシリーズ 第12回|財産評価の整理は相続対策の第一歩

相続が発生してから評価額を調べ始めると、時間も労力もかかります。生前のうちから財産の内容と評価を整理しておくことで、相続人の負担は大きく減ります。 特に不動産は評価に時間がかかるため、早めの準備が有効です。財産評価の整理は、円満な相続を実現…

財産評価について考えるシリーズ 第11回|複数の不動産がある相続で起こりやすい問題

不動産が複数ある相続では、それぞれの評価額の差が問題になります。 評価額に大きな差があると、誰がどの不動産を相続するかで不公平感が生じやすくなります。 現金をどう組み合わせるのか、代償金を支払うのかなど、事前に評価額を整理しておくことで話し…

財産評価について考えるシリーズ 第10回|賃貸不動産・収益不動産の評価の注意点

アパートや貸家などの賃貸不動産は、相続税評価では利用状況を反映して評価が下がる仕組みがあります。 しかし、遺産分割では家賃収入や管理の手間も考慮しなければなりません。評価額が低いから不公平というわけではなく、将来得られる収益とのバランスが重…

財産評価について考えるシリーズ 第9回|自宅不動産の評価と相続人の感情

被相続人が住んでいた自宅は、評価額だけでなく感情面の影響が大きい不動産です。 誰が住み続けるのか、将来売却するのかによって、相続人の考え方は変わります。 相続税では特例が使える場合もありますが、遺産分割では別の視点が必要です。数字だけでなく…

財産評価について考えるシリーズ 第8回|相続税評価額と路線価方式・倍率方式

相続税の申告では、不動産は相続税評価額で評価されます。 市街地の土地では路線価方式が用いられ、道路ごとに定められた単価に面積や補正を掛けて算出します。 一方、路線価が設定されていない地域では倍率方式となり、固定資産税評価額に一定の倍率を掛け…

財産評価について考えるシリーズ 第7回|固定資産税評価額の役割と限界

固定資産税評価額は、市町村が固定資産税を課すために決定した評価額です。 毎年送られてくる課税明細書に記載されているため、相続人にとって最も身近な数字といえます。遺産分割協議では、この金額を基準に話し合いを進めるケースも多くあります。 ただし…

財産評価について考えるシリーズ 第6回|不動産評価の基本①土地と建物は必ず分ける

不動産評価で最初に押さえるべきポイントは、土地と建物を分けて考えることです。 登記上は一体に見えても、評価の基準は大きく異なります。建物は主に固定資産税評価額を基準にし、築年数の経過とともに価値は下がります。 一方、土地は立地や形状、利用状…

財産評価について考えるシリーズ 第5回|生命保険金は相続財産に含まれるのか

生命保険金は、相続手続で誤解されやすい財産の一つです。受取人が指定されている場合、原則として遺産分割の対象にはなりません。 しかし、相続税の計算上は「みなし相続財産」として扱われます。この違いを理解していないと、「遺産に入れるべきだ」「入ら…

財産評価について考えるシリーズ 第4回|株式・投資信託など有価証券の評価の考え方

株式や投資信託などの有価証券は、価格が日々変動するため評価方法を理解しておく必要があります。 上場株式の場合、相続開始日前後の一定期間の価格を基に評価する決まりがあります。投資信託や債券についても、それぞれ基準が定められています。金融機関か…

財産評価について考えるシリーズ 第3回|現金・預貯金の評価方法と見落としやすい注意点

現金や預貯金は、相続財産の中でも比較的評価が簡単です。 原則として、亡くなった日時点の残高が評価額になります。ただし、通帳に記帳されていない利息や、死亡直前に引き出されたお金がある場合には注意が必要です。また、複数の金融機関に口座が分かれて…

財産評価について考えるシリーズ 第2回|評価額は一つではない?相続で使われる三つの金額

相続手続で多くの方が戸惑うのが、評価額が一つではないという点です。 代表的なものに、実際の売買価格を想定した時価、市町村が決める固定資産税評価額、税務上使われる相続税評価額があります。これらは目的が異なるため、同じ財産でも金額が違って当然で…

財産評価について考えるシリーズ 第1回|なぜ相続手続で「財産の評価額」が必要なのか

相続手続というと、相続税がかかるかどうかが注目されがちですが、税金が発生しない相続であっても財産の評価額は欠かせません。 評価額は、遺産分割協議で相続人同士が話し合う際の共通の物差しになります。また、遺留分の計算や、相続内容について第三者へ…

相続財産を調査する第20回 専門家へ依頼する場合の費用とメリット

相続財産の調査は自分でもできますが、複雑なケースでは専門家へ依頼するほうが安心です。行政書士、司法書士、税理士など、それぞれの専門分野でサポート内容が異なります。 費用は、調査の範囲や財産の量によって異なりますが、預貯金調査、不動産調査、財…

相続財産を調査する第19回 調査結果をまとめる方法

財産調査が終わったら、調査結果を「財産目録」としてまとめます。財産目録は、遺産分割協議や相続税申告に必須の資料であり、一覧表にすることで相続人全員が内容を確認しやすくなります。 財産目録には、預貯金、不動産、有価証券、保険、動産、負債などを…

相続財産を調査する第18回 トラブル事例と防ぐためのポイント

相続財産調査が不十分だと、さまざまなトラブルにつながります。よくあるのは「後から財産が見つかる」ケースです。不動産や預貯金、有価証券が後に発見され、再び遺産分割の協議が必要になることがあります。 また、借金や保証債務に気づかず相続し、後から…

相続財産を調査する第17回 家族信託や遺言と財産調査の関係

家族信託や遺言は、財産調査と密接に関係します。家族信託が設定されている場合、財産の一部は“受託者が管理する財産”となるため、相続財産には含まれません。しかし、信託財産を正確に把握しなければ、相続財産の総額を誤って判断してしまうことがあります…

相続財産を調査する第16回 負債が多いときの調査・注意点

負債が多い可能性がある場合、財産調査は特に慎重に行う必要があります。借金が多いと相続放棄を選択する可能性が高くなるため、調査の精度が重要です。 まず、督促状、税金の未納通知、クレジットカード会社からの案内などを確認します。金融機関に対しては…

相続財産を調査する第15回 相続財産の評価方法の基礎

相続財産の調査が終わったら、次に必要なのが“評価”です。相続税がかかる場合はもちろん、遺産分割でも財産の価値をそろえるために評価が必要になります。 不動産の評価は「路線価」または「固定資産評価額」を基準に行います。土地の形状や接道状況によって…

相続財産を調査する第14回 相続放棄を判断するための財産調査

相続放棄は“相続開始を知った日から3か月以内”に判断しなければならないため、その間に財産調査を行う必要があります。特に借金や保証債務の有無が判断のポイントとなります。 調査では、預貯金や不動産などプラスの財産と、借金や滞納などマイナスの財産の…

相続財産を調査する第13回 数次相続がある場合の財産調査

数次相続とは、相続の手続きを終える前に次の相続が発生することをいいます。 例えば、父が亡くなり相続手続き中に母が亡くなるような場合です。このようなケースでは、調査すべき財産が二重に発生するため、手続きが複雑になります。 まず、第一の相続の財…

相続財産を調査する第12回 家族が知らない財産のヒントの見つけ方

家族が知らない財産を探すときは、故人の生活習慣や性格からヒントを得ることができます。たとえば、几帳面な人は書類をきちんと保管している傾向があり、逆に“隠すタイプ”の人は、通帳や印鑑を別々の場所に保管することがあります。 カレンダーや手帳のメモ…

相続財産を調査する第11回 金融機関からの取引履歴取得と注意点

相続財産を正確に把握するため、金融機関から「取引履歴(取引明細)」を取得することがあります。取引履歴を調べることで、生前に大きな引出しがなかったか、多額の入金が誰からのものか、亡くなる直前に特別な取引があったかなどを確認できます。これは遺…

相続財産を調査する第10回 相続人でも見落としがちな財産

相続人が見落としやすい財産には、次のようなものがあります。・税金や保険料の還付金・医療費の過払い分・会社からの未払い給与や退職金・家賃の敷金・貸付金(故人がお金を貸していた場合)・未払いの保険給付金・町内会や互助会の積立金 これらは通帳や明…

相続財産を調査する第9回 デジタル財産(ネット銀行・暗号資産等)の調査

現代の相続で急増しているのが「デジタル財産」です。ネット銀行、ネット証券、暗号資産(仮想通貨)、電子マネー、オンラインポイントなど、紙の書類が一切ない場合が多く、存在を見落としやすい財産です。 ネット銀行やネット証券は、郵便物が届かないため…

相続財産を調査する第8回 自動車・貴金属・骨董品などの動産

動産には、自動車やバイクのほか、貴金属、ブランド品、美術品など価値のあるものが含まれることがあります。 自動車は車検証で名義を確認し、ローン残債があれば契約内容も確認します。リース契約の場合は相続財産ではありませんが、残契約期間の扱いが必要…

相続財産を調査する第7回 借金・保証債務・未払金の調査

相続では、プラスの財産だけでなく“マイナスの財産”も引き継ぐことになります。そのため、借金の調査は非常に重要です。 借金には、銀行や消費者金融からの借入れ、クレジットカードのリボ払いやキャッシング、税金の滞納、家賃や医療費の未払いなどがありま…

相続財産を調査する第6回 生命保険金・共済金の確認

生命保険は、相続に大きく影響する財産の一つです。 まずは保険証券、保険料振替通知、保険会社からの案内文書があるかを確認します。クレジットカード払いや口座引落しの場合は、明細書に保険会社名が記載されていますので、そこから契約を特定できることが…

相続財産を調査する第5回 有価証券の調べ方

株式、投資信託、NISAなどの有価証券は、紙の証券が存在しないため見落としやすい財産です。自宅では、証券会社からの郵便物、残高報告書、年間取引報告書などを探します。特に、取引がなくても証券会社から郵便物が届くことがあるため、封筒の差出元を確認…

相続財産を調査する第4回 不動産の調査方法

不動産は相続手続きの中でも特に重要で、見落としがあると後の手続きに大きな影響を与えます。 まずは自宅で、固定資産税の納税通知書、固定資産課税明細書、権利証(登記識別情報)などを探します。これらが見つからなくても、市役所で“名寄帳”を取得すれば…

相続財産を調査する第3回 預貯金を調べる方法

預貯金は最も一般的な相続財産ですが、調査には注意点が多くあります。 まずは自宅から通帳、キャッシュカード、銀行からの郵便物を探します。また、ネット銀行は紙の書類が届かないため、スマートフォンのアプリやメール履歴が重要な手がかりになります。故…