ママちゃり行政書士 遺言 相続専門でやっとります!

豊中の遺言 相続専門行政書士   お役にたてれば 幸いです。

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

よく誤解されている 質問 戸籍 2

戸籍集めご苦労お察し申し上げます。通常は亡くなられた方の出生から死亡までという戸籍が必要になりますが、ご兄弟の場合はその父母のものまで必要になります。 本来出生から死亡までの戸籍に関しては、相続人を確定するために重要な情報となります。前婚時…

よく誤解されている 質問 戸籍 1

子供のいない兄が無くなり、残った兄弟で遺産分割をすることになり、戸籍を集めるように言われたんですが、兄だけではなく親の戸籍も出生から死亡まで必要と言われ、結果的に明治時代までさかのぼりました。一部遠隔地からも集めましたし、なかにはもう廃棄…

よく誤解されている 質問 廃除 2

回答 お気持ちはわかります。しかし実家に帰ってこないという程度では相続人の廃除は出来ません。ご本人に対する重大な侮辱、虐待、著しい非行、犯罪行為を行っているといった要件が必要になります。お子様を通じて、娘さんの考えを探り関係修復を図るか、遺…

よく誤解されている 質問 廃除 1

質問 子供が3人います。そのうちの娘が実家に戻ってこず、10年間私と音信不通です。妻が最近亡くなりましたが、その介護も一切手伝いませんでした。もう親子の縁を切ったつもりでいます。兄弟とはたまに連絡を取っているようですが。 以前なにかで廃除という…

よく誤解されている 質問 相続放棄 2

回答 そういう状況でしたら、少しでも早くその不安を取り除きたいですよね。しかし相続放棄は、誰かが死亡した時に発生する相続を放棄する手続きですので、事前に行うという事はできません。相続が開始してから3か月以内に家庭裁判所に相続放棄の申述をしな…

よく誤解されている 質問 相続放棄 1

質問 父親に現在多くの借金があり、まだ知らないものもあるかもしれません。財産として自宅がまだ残っていますが、売ってしまっても借金のほうが多いと思います。また後から借金取りの催促があったらとおもうと不安です。先に相続放棄の手続きをしてしまいた…

経営者の相続 4

自社株は不動産と同じように分けにくい財産の代表格でもあります。遺留分が発生した時に、かなり高額になるケースもおおく、場合によれば自社株や会社敷地を共有という可能性も出てきます。しかし 会社経営に兄弟で素人の二人が共有で会社資産をもつというの…

経営者の相続 3

税金面で見ても自社株の承継は非常に難しいです。中小企業の経営者は自分の財産を会社につぎ込む傾向にあり、結果的に多額の自社株を持つことになります。また経営を安定させるため、内部留保(利益の社内蓄積)を増やす会社が多いという現状もあります。こ…

経営者の相続 2

子供が3人いて、そのうちの一人は会社運営に関わっていて役員、他の二人は別の仕事をしていたり専業主婦であったりした場合、相続時の取り分で揉めることがあります。会社に関わらない資産が潤沢にあれば別ですが、得てして中小企業の場合、全資産が会社その…

経営者の相続 1

経営者の相続問題はなかなか大変です。事業承継という多くの人をまきこんだ相続になるからです。従業員50名といった中小企業でも50名の生活がかかった事業承継となると責任は重大です。会社存続のためには、土地 建物 自社株などの社長資産は、後継者にしっ…

相続放棄の件数は、増えてるらしいです。3

親の相続放棄をすると、最初から相続人ではなかったという事になり、子どもたちなども対象から外れます。なので子供たちへは、その借金の督促はいかないことになります。つぎは第二順位の祖父母、第三順位の兄弟姉妹へと移っていきます。義務ではないですが…

相続放棄の件数は、増えてるらしいです。2

この相続放棄の期限は、自信に自身に相続が発生したことを知った時から3か月以内という事なんですが、もし被相続人に借金があった場合、金融会社からの督促はきっちり葬儀の三か月後あたりにやってきます。つまり相続放棄ができないであろうタイミングで来る…

相続放棄の件数は、増えてるらしいです。1

相続放棄の件数が、2020年で約23万件、1990年から比較すると4倍以上の件数になっているらしいです。死亡者数も増加していますが、それ以上の伸びを示しています。いろいろ事情はあると思いますが、亡くなった方と疎遠である方が増えているというの現状あると…

遺産分割協議の役割 8

もう一つは、長期間にわたる遺産分割協議は、精神的な負担が大きいという事です。実際にお仕事されていたり、遠方に住まわれてたりする場合は、日程調整だけでも大変です。お互いの意見がかみ合わず、「では次回」となるとその疲労度は倍増していきます。 相…

遺産分割協議の役割 7

遺産分割協議が長期化すると様々な弊害が発生する場合があります。一つは、相続税の特例控除が使えない点です。配偶者の相続税額の軽減特例や小規模宅地等の特例は、原則的に相続税の申告期限内に行わなければなりません。かなり大きな控除になりますので、…

遺産分割協議の役割 6

被相続人にとって自分の財産を相続人に教えるというのは、最大の個人情報でありまた自分の足跡をさらけ出すようで抵抗があるかもしれません。しかし生前に将来相続人になる人に財産の概要を認識してもらい、相続人同士の感情がもつれるというリスクを抑えら…

遺産分割協議の役割 5

ただ親のほうから自発的におこなってくれれば良いですが、それが難しい場合は子供の方からそれとはなくアプローチしていくことが必要です。 ①相続で揉めて大変な事例や相続手続などの情報を集めておく。 ②親の機嫌の良さそうなタイミングを見定める ③相続は…

遺産分割協議の役割 4

こういった事前の話し合いをする場合、大勢がそろった中で突然子供の方から「親父の相続の事なんだけど」というのはNGです。デリカシーが無さすぎます。年に一回 家族が集まり和やかな会だったのが、それをきっかけに開催されなくなるという事態は避けなけれ…

遺産分割協議の役割 3

遺産分割協議は、当然 被相続人が亡くなった後にするものですが、これを円滑にすすめ円満に解決するためには、事前に話し合いを少しづつ進めておくという事も大切です。 これはなにも細かく具体的に相続の話をしなくてはならないということではなく、相続と…

遺産分割協議の役割 2

とはいえ遺産分割協議をする必要は、今後も多いと思われます。金融機関や不動産登記、税務申告など 誰が相続するのかというところはその所有権者を明確にすることですので重要です。 銀行なども間違った相手に被相続人の預金を払い出ししてしまうと損害賠償…

遺産分割協議の役割 1

遺言書があれば遺産分割協議の必要はありません。遺言書のとおりに遺産を分割し、もし遺留分を侵害する内容であったとしたら、その金額を補償すればそこで終わりです。裁判所にもつれていく余地も基本ありません。 これから死亡者数が増えていく中で、相続案…

相続人の権利が無くなる?欠格と廃除 3

廃除や欠格となった場合、その権利はどうなるのかというと、その子どもに代襲相続します。ここが相続放棄と違い、誤解されているかたも多いところです。 この廃除に関して、兄弟姉妹が外れている意味合いは、遺言書を1つ作れば、遺留分も無いので完全に相続…

相続人の権利が無くなる?欠格と廃除 2

次に「相続人の廃除」ですが、法定相続人(兄弟姉妹以外の)の中で、被相続人に対して、虐待や重大な侮辱、著しい非行があった場合、家庭裁判所に申し出てその相続人を廃除することが可能です。ただしこの廃除をするためには、家庭裁判所が相続権といった金…

相続人の権利が無くなる?欠格と廃除 1

法定相続人(兄弟姉妹以外の)に対して、嫌いだから、気に食わないからという理由だけで一切何も残さないという事は出来ません。ただその権利を失わせてよいぐらいの行為があれば別です。 まず「相続失格」から。これは家庭裁判所などへの手続きがなくても相…

法定相続人に関して

被相続人に対して相続人。被相続人が死亡した瞬間に相続が発生し、誰が相続人になるのか法律によって決まります。誰もみんなが相続人と名乗りをあげると収拾がつかなくなるので必要ですね。民法で定められた相続人を「法定相続人」といいます。 法定相続人の…

被相続人ってなに?

被相続人って言葉を聞いただけで、相続の話難しいとなる方もいるかもしれませんが、法律上 何らかの財産を残されて亡くなった方の事をそう呼びます。相続人の反対 みたいなものですね。 平成7年では、この被相続人は年間で100万人もいってなかったようなんで…

相続税の申告 まだ10か月ある? 2

相続税の申告が必要かどうか、また納税額を調べるためには、いろいろな書類集め調査が必要になります。場合によっては郵送で集める必要や平日に役所にいかないといけないなど 思いのほか日数がかかる場合があります。 相続人に関すること、土地に関すること…

相続税の申告 まだ10か月ある? 1

葬儀が終わっていろいろな手続きを行って、ホッとしたいところですが、相続税の申告は、相続開始の時から10カ月以内と決まっています。以前に比べて相続税のかかるラインが、基礎控除が下がることによって低くなっています。つまり相続税の対象になる方が増…

祭祀財産とその承継について 3

祭祀財産の承継に伴い、墓地の管理費用や法事など金銭的な負担や労力などが増えてしまうのですが、その分を相続財産からもらうという権利が、法律上認められているわけではありません。 ただし遺言書で相応の財産を贈与することは可能ですし、遺産分割協議で…

祭祀財産とその承継について 2

2番目に亡くなった方の指定が無い場合ですが、その地方の慣習によって定められます。その地域では長男が、とか本家の人間がとかです。 3番目 慣習も無いといった場合は家庭裁判所の審判によることになります。明確な基準というものではないですが、亡くなっ…