ママちゃり行政書士 遺言 相続専門でやっとります!

豊中の遺言 相続専門行政書士   お役にたてれば 幸いです。

生前整理

リバースモーゲージ???  6

この仕組みに向いているのは、相続人の方がいない(少ない)という方だと思います。お子さんのいらっしゃらないご夫婦、若しくはおひとり様。 この仕組みの利用にあたっては推定相続人の一人、または全員から承認をもらってくださいというのが含まれています…

リバースモーゲージ???  5

こういった仕組みを提供する側からあげられるメリットとして ⑴住宅や土地を担保にして、自宅に住み続けながら老後資金の借入れができる ⑵借入人が死亡した場合でも、配偶者が契約を引き継げるようにしている金融機関が多いため、配偶者は安心してその後も済…

リバースモーゲージ???  4

個人的にこの仕組みについて思うのは、金融機関が絶対損はしない仕組みだということ。高めの利息を生存中はきっちりもらい、融資する額は、絶対損をしないようにその不動産の担保限度内におさめる。不動産価値が下がればその融資上限額も下げられる。金融機…

リバースモーゲージ???  3

大きく分けると社会福祉協議会が行うものと金融機関が行うものに分けられます。 社会福祉協議会が行うものは、借入人の死亡などの理由で契約が終了したときに、相続人が借入元金および利息の返済をすることが必要になります。年齢の制限や所得の制限など金融…

リバースモーゲージ???  2

もう少し説明を加えると 自宅を担保に資金を借入れし、持ち家にはそのまま住み続けて、本人が死亡したときに担保となっていた不動産を処分し、借入金を返済する仕組みになります。つまり毎月、あるいは一括で借入れた分の残高を最後にまとめて返済するという…

リバースモーゲージ???  1

お客様からの問い合わせがあり、以前いろいろ調べたんですが、要所要所すっかり忘れているので改めて皆さんにお伝えしつつ、自分の復習としたいと思います。 『リバースモーゲージ』 今風のかっこいい名前ですが、高齢者が利用を検討する仕組みになります。 …

相続問題 先送りは厳禁です。1-3

相続について事前に考えることも無く、いざ遺産分割の段階になって相続人が権利を主張しあう。こうなってくると相続手続がどんどん長期化複雑化してきます。 遺産が現金をはじめとする金融資産だけだったとしたらまだ取り分さえきまればゴールへ近づいていき…

相続問題 先送りは厳禁です。1-2

相続する遺産の所有権をもっていたのは、当然ながら被相続人(亡くなった方)です。どう処分するのかは本来所有者が決めるべきだと思いますし、その方がもらう側も納得しやすいところもあるかと思います。 少し昔まで家督相続というものがあり、家父長制によ…

相続問題 先送りは厳禁です。1-1

親の代の遺産相続、家・土地がある方が多いのではないでしょうか?特有の問題点がいろいろありますので、この機会に確認をお願いします。【相続問題を後回しにしてしまう】 相続問題を後回しにするというのは、不動産だけの問題ではなく、預金 株 借金含めて…

死後事務委任契約に係るその他の契約 ② 任意後見契約

依頼者が高齢になるにつれ、認知症による判断能力の低下のリスクが高まってきます。そういった高齢者をサポートするのが任意後見契約になります。 ただ判断能力の衰えがなければ、任意後見契約を利用しないまま依頼者がなくなる場合もありますので、保険とし…

死後事務委任契約に係るその他の契約 ① 見守り契約

孤独死のリスクを防ぎ、死後事務委任契約の実行をスムーズに行うため、定期的な安否確認などを目的として見守り契約というものがあります。 これは、確認の手法としては、実際にお宅を訪問するものから、日々の電話の着信確認、人感センサーでの確認など 現…

死後事務委任契約とはどんなもの? ③

ここで死後事務委任のお仕事をまとめてみると「連絡・調整」と「支払いの管理」という2種類に分けることができます。一見複雑そうに見えますが、シンプルな内容とも言えます。 ただ 親族以外の第三者が手続きの責任者となるというイレギュラーな前提(相手方…

死後事務委任契約とはどんなもの? ②

死後事務委任の内容ですが、◎役所への届け出◎葬儀・納骨◎遺品の整理◎各種契約の解約・精算 などが挙げられます。もう少し細かく見ていくと、①葬儀社を手配して葬儀を施工する、遺品整理業者を手配して自宅を片付けるなど、受任者が履行補助者となる各業者と…

死後事務委任契約とはどんなもの? ①

死後事務委任契約なんて聞きなれない言葉かもしれません。本人が親族以外の者で受任者に対し、葬儀・火葬・納骨等の葬送、その他自身がなくなった後に必要な諸手続き(法律行為・準法律行為を含む)をすることを委託する契約をいいます。 つまり自分の死後の…

あなたの遺骨 どうする?⑨ 海洋散骨

海洋散骨について海洋散骨の費用は、 ①船を貸切る(チャーター散骨) ②他の葬家と合同でするのか(合同散骨) ③立会せず事業者に散骨を委託するのか(委託散骨) によって変わります。 各事業者によってそのセレモニー内容は変わりますので、よく情報を収集…

あなたの遺骨 どうする?⑧ 海洋散骨

トラブル防止の観点から陸上散骨は原則としてどの専門業者も避けているのが実情で、海洋散骨を行う業者は増えてきています。 ただし注意すべきポイントとして ◎どこでも好きな場所で散骨できるわけではない。(例 思い出の海 とか 家から近いところなど) ◎…

あなたの遺骨 どうする?⑦ 散骨

【散骨】 一般的な葬儀ではまだまだ少ない選択肢ではありますが、死後事務委任を依頼される方には希望されることが多い形式です。樹木葬と同じく、遺骨が自然に還るという考えに憧れたり、「おひとりさまだし、お墓に参るひともいないのだから、お墓は不要だ…

あなたの遺骨 どうする?⑥ 納骨堂

納骨堂は遺骨を収蔵するための施設として、都道府県知事等の許可を受けたもので、墳墓というよりは建物の一部又は全部を遺骨安置の場所とする「室内施設」といえます。墓地・霊園に比べて同じ面積の土地でもより多くの遺骨を受け入れることができるため使用…

あなたの遺骨 どうする?⑤ 樹木葬

永代供養墓のなかに、最近少しづつ人気がでてきているものに樹木葬があります。これは地面に穴を掘り、その中に遺骨を埋めるもので、その上に墓標代わりに、樹木を植えたり花壇を作ったりします。遺骨はやがて自然に還るという考え方から来ています。 ちなみ…

あなたの遺骨 どうする?④ 永代供養

墓地 霊園に家墓がある方は、墓地使用権にのっとり埋葬されることとなります。しかし最近では、家墓を持たない人も増えてきており、その場合 永代供養墓を利用されることとなります。 永代供養の場合 祭祀承継者も必要ではなく、契約時(又は埋蔵時)以降 管…

あなたの遺骨 どうする?③ 土葬は禁止されてる?

法律上、遺体を火葬せずに土葬することが禁止されているわけではありません。ただ現在では土葬に必要な用地面積の問題と衛生面での問題から、99.9%の遺体が火葬されています。また墓地の設置基準を定める各自治体の条例や規則で土葬禁止区域が設定されてい…

あなたの遺骨 どうする?②

墓埋法(墓地・埋葬等に関する法律)では、遺骨を必ず墳墓に納めることと定めてはいませんが、残された方の手元でずっと保管しておくということも現実的ではないので、基本的には墳墓等への埋蔵を選択する必要があると思われます。 ちなみに遺骨の埋葬・埋蔵…

あなたの遺骨 どうする?①

ちょっとショックなテーマですが、必ず考えておかないといけないことでもあります。また残されたものへの負担もありますので、自分の意思としてどうしてほしいのか残しておく必要はありそうです。 葬儀は自由度が高いですが、遺骨の取り扱いについては、墓埋…

おひとり様と孤独死の問題 ⑫ 死後事務委任契約

最近では徐々に孤独死にたいする報道も多くされるようになってきており、当事者自身が「周囲に迷惑をかけたくない」「悲惨な死に方をしたくない」という思いで孤独死リスクに備えようとする方が増えてきています。 ◎いざというときに頼れる人がいない。 ◎人…

おひとり様と孤独死の問題 ⑪ 見守りサービス

また持家に居住する単身者についても、遺体の引取りだけではなく、その後の相続手続が放置されることによって、昨今問題となっている「空き家問題」につながっていきます。 最近 自治体や民間などでも見守りサービスなど孤独死を防止する仕組みが少しづつ進…

おひとり様と孤独死の問題 ⑩ 不動産オーナー

不動産オーナーにとっては、原状復帰に対する多大なコストも大きな負担ですが、借主側の心理的なダメージにより、新たな入居者が決まりづらい、賃料を下げざるを得ないといった損害が生じます。 このような孤独死リスクに応じた不動産オーナー向けの損害保険…

おひとり様と孤独死の問題 ⑨ 不動産の問題

二つ目の問題は、「遺体の腐敗による不動産の損傷」です。この点については、自分の不勉強もありここまでとは思ってなかったんですがかなり深刻な問題です。 孤独死の現場は、悲惨な場合も少なくないようです。遺体の腐敗が進行すると、異臭や害虫が発生した…

おひとり様と孤独死の問題 ⑧ 国の負担

地域によっても多少の差がありますが、火葬のみの葬儀、直葬を行い、安いいおひとり様と孤独死の問題 安い納骨堂へ遺骨を安置したとしても、一人当たり20万円程度の費用が掛かります。無縁仏の多い大阪の例でいくと単純計算で7億円~8億円 税金で負担してい…

おひとり様と孤独死の問題 ⑦ 都市部では

孤独死の多くは都市部で発生しています。そして発生地の自治体が取扱費用をすべて負担しないといけない状況も出てきています。 毎日新聞の調査によると、全国の政令市で2015年に亡くなった方の3.3%が引き取り手のない無縁仏として弔われているとのことです…

おひとり様と孤独死の問題 ⑥ 費用

ではそのかかる費用はどうするのかということですが、遺留品に現金や有価証券があればそれを充て、遺留金銭で足りなければ、行旅死亡人が発見された地の市町村費で立替、相続人が判明した場合は当該市町村が相続人に弁償を請求することとなっています。 しか…