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豊中の遺言 相続専門行政書士   お役にたてれば 幸いです。

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

トラブルなく相続を進めていきましょう 3

まず最初に確認すべきことは、なんでしょう? それは遺言書の確認です。本人や周りが言っていたとしたら、まず探しましょう。家の中、公証役場、法務局、貸金庫、中には知り合いの弁護士に預けてあるなんてことも有り得ます。 遺言書の有無によって相続手続…

トラブルなく相続を進めていきましょう 2

但し相続の話し合いは長引けば長引くほどこじれるものです。また相続手続においてもできるだけ速やかに進めていくようにしないと、思ったよりも時間がかかってしまうということにもなりかねません。 亡くなってすぐにおこなわないといけない届(死亡届、年金…

トラブルなく相続を進めていきましょう 1

トラブルなく相続を進めていくために というお話を始めていきたいと思います。 相続税の申告期限は10か月です。これは相続の開始があったことを知った日の翌日から10カ月という事です。相続税を納める必要が無ければ、このタイムリミットは無くなります。(…

相続について気になることわかりやすく   15

いっぽう相続税申告の必要ない側は、タイムリミットが無いためいつまでも意地をはりあい、泥仕合になっていくことがあります。 戦後長男の家督相続というものがなくなり、原則均等相続というものが中心になっています。しかし 親の介護の問題や持ち家が主流…

相続について気になることわかりやすく   14

もう一つお金持ちが相続で揉めにくい理由は、相続性の申告というタイムリミットがあることも挙げられます。相続税申告は、被相続人が亡くなってから10カ月以内に行わなければなりません。なので遺産分割協議もそれまでに行わないと申告ができないことになり…

相続について気になることわかりやすく   13

いっぽう一般家庭の普通のお父さんは、自分の財産がいくらあるのかもそんなに関心が無いですし、そもそも「たいした財産もないから」という理由で相続対策は放置してしまいます。いざ蓋あけたらとても苦労するのは家族という事になります。 また場合によると…

相続について気になることわかりやすく   12

ではなぜ財産が多いほうが比較的揉めにくいのか? 一つは、相続税を含め相続対策という準備が必要になってくるからです。お金を持っているからこそ自分の財産に対する意識が高く、人生後半の使い方、また行き先まで熟慮しています。遺言書を残したり、家族信…

相続について気になることわかりやすく   11

問題なのは、うちは揉めないと自信満々な方です。親族構成と財産内容で絶対揉める要素がないという方は別ですが、そうでない方は準備が必要です。 揉めないといちばんにあげられる理由は、「そんな対した財産が無いから」です。しかし揉めて裁判所までもつれ…

相続について気になることわかりやすく   10

皆さんの関心ごとである相続税や分割方法についてお話してきましたが、つぎはじゃぁ 巷でよく聞く相続争いってどんな感じで起こるの?というお話に入っていきます。 うすうすうちの親族の人間関係では相続の時にモメそうだなと思っている方もいらっしゃると…

相続について気になることわかりやすく   9

この割合はあくまでも目安なので、相続するモノによっては変えていく必要があります。とくに不動産関係が相続財産の大半を占める場合は、ケーキを分割するようにスパッと割れない場合が多いです。 分割方法としては、以下の3つのパターンがメインです。①現物…

相続について気になることわかりやすく   8

法定相続分の割合ですが、相続人の数や優先順位によって変わります。基本的には配偶者の取り分があり、その残りを同順位の法定相続分の間で等分します。 ①相続人が配偶者とこの場合 配偶者は二分の一、子は二分の一を等分 ②相続人が配偶者と父母の場合 配偶…

相続について気になることわかりやすく   7

相続に関して、 財産の分け方って決まってるんですか?という疑問もけっこうあります。端的にいうと遺言書がある場合は「指定相続分」ない場合は遺産分割協議での話し合い、そこで決まらなければ法定相続分が目安となります。 遺言書は最優先で効力を発生さ…

相続について気になることわかりやすく   6

被相続人から引き継いだものの中には相続税のかからないものも存在します。お墓や仏壇、仏具といった祭祀財産ですね。葬式費用なども相続財産から一部引くことが可能です。 とはいえ節税対策に純金製の仏壇をつくって相続させるなんてことが認められているわ…

相続について気になることわかりやすく   5

被相続人が亡くなった日から遡り、3年以内に被相続人から相続人に贈与された財産も相続税の対象です。税理士さんに依頼した場合、3年以内の通帳履歴はしっかりと確認されます。 別にマイナスの財産というのも存在します。借金ですね。相続人は、プラスの財産…

相続について気になることわかりやすく   4

相続税についてのお話が出ましたので、ちょっとついでに。いったいどんな財産が相続税の対象になるのでしょうか? 基本的には、お金で売買できるものすべてが相続税の対象となります。現金、預貯金、有価証券(株、投資信託)、不動産、ゴルフの会員権、金な…

相続について気になることわかりやすく   3

例えば配偶者と2人の子供が相続人である場合、3000万+1800万=4800万を超えた分に相続税がかかることになります。以前は5000万+(1000万×法定相続人の数)が基礎控除でした。だいぶ違いますよね。 都心部に土地付きの建物をお持ちの場合などは、現状の基礎…

相続について気になることわかりやすく   2

相続ときいて意外と気になるひとが多いのが相続税のお話。うちは相続税がかかるの?ということだと思います。 相続税については、以前に比べると対象となる範囲が広がってますので、少し注意が必要です。つまり相続税がかかるハードルが低くなったという事で…

相続について気になることわかりやすく  1

相続手続をしましょうというお話をしてきましたが、ここからはそもそも相続って何?という事をわかりやすくご説明していきます。基本のキですね。 「相続」という言葉の持つ意味からです。相という感じは姿という意味でもあります。亡くなられた方の全てを引…

相続手続について 9 本音のところ

相続人に後見人を付けた場合、その相続人は遺産分割協議の時だけではなく、その相続人が認知症である限りずっと選任された状態になります。認知症は、現在のところ進行することはあっても回復することはありません。つまり一生涯ということになります。 60歳…

相続手続について 8 本音のところ

相続手続は、相続人が確定した段階で、早々に進めていくことが肝心です。皆の意識が被相続人にあるうちがその時なのです。 また現在 先にお話しした一次相続二次相続以上に頻繁に起こりうるのが認知症の問題です。被相続人が高齢者の場合、相続人も高齢者の…

相続手続について 7 本音のところ

では相続手続をしないで次の相続が始まってしまった場合の困ったことについて少しお話したいと思います。 相続が発生して遺産分割協議等の相続手続を行わずに相続人が亡くなり次の相続が始まってしまうことを数次相続といいます。親から子への相続を一次相続…

相続手続について 6 本音のところ

金融機関側に亡くなった方の死亡を伝えず、預金だけを引き出してしまいそれで相続手続を終了としてしまった場合いろいろな問題が後から出てきます。 遺産分割協議書が無いために、法定相続人が納得した遺産分割が行われず、後で揉めるパターン。 財産に不動…

相続手続について 5 本音のところ

このほうが費用は抑えられますし、それほど相続手続の進行も遅くならないと思います。ただ良くあるのが最初は意気込んで手続きを進めたものの何らかのトラブルがあり暗礁に乗り上げてしまうことです。 とくに相続税がかからない場合 以前は手続きの期限とい…

相続手続について 4 本音のところ

時間に余裕があり、自分で手続きを行いたいという方もいらっしゃいます。その方には、見積もりの段階で省くところははぶいて、必要なところだけサポートという場合も有ります。戸籍などは相談者様に集めてもらって、その戸籍の分析を行い相続関連図の作成を…

相続手続について 3 本音のところ

手続き自体は、特殊な才能がないとできないというものではないですが、ひととおり手続き処理の説明書を読み解いて、必要な書類を集めてというのが、普段お仕事をされている方や高齢者の方には難しい面があるかもしれません。 また今ほとんどの金融機関は、飛…

相続手続について 2 本音のところ

問題は、財産の絡む相続手続です。これは第三者である金融機関や不動産屋さんがうかつに協力してしまうと、訴訟に巻き込まれたり損害賠償を請求されたりとロクなことが無いからです。より慎重にかつ多くの書類や実印などを求められることも多いです。

相続手続について 1 本音のところ

身内のご不幸があって葬儀も終わり、四十九日を過ぎたあたりでいよいよ進めないといけないね と思うのが相続手続です。恐らくそのタイミングまでに 年金や健康保険のお手続などは済まされているのではと思います。この辺りの手続きについては、ご本人が亡く…

相続 もし残された財産に森林があれば。4 注意点

森林は、所有者となった日から90日以内に市町村の長に届出を行う必要があります。相続の場合は、財産分割がされていない場合でも、相続開始の日から90日以内に法定相続人の共有物として届出をする必要があります。 面積の基準はありませんので、面積が小さく…

相続 もし残された財産に森林があれば。3

とはいえすべての山林が対象というわけではなく、都道府県が策定する地域森林計画の対象となっている森林が届出の対象となります。対象となるかどうかは、自治体の林業課などに確認してみる必要があります。また現況がどうなのかが重要であったりします。宅…

相続 もし残された財産に森林があれば。2

平成23年にありました森林法の改正により、相続などで森林の土地所有者になった場合は市町村への事後届け出が必要となっています。これも農地の届出と同じく、相続登記が終わった時点で忘れられることも多いので、忘れずに行いましょう。