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成年後見

成年後見 任意後見制度 2

後見制度に関してのデメリットとしては、先に挙げた金銭管理の柔軟さが無い点。後見人や後見監督人が入り、裁判所の監視も入るため相続人の意向で本人の財産に関与することは難しくなります。 また後見人に家族がなれない場合は、毎月後見人費用が発生するこ…

成年後見 任意後見制度 1

成年後見制度とは、認知症や知的障害、精神障害などにより、本人の意思判断能力が不十分になった場合に使える制度です。成年後見人となった人は、本人のために「法律行為(各種契約)」「財産管理」「身上監護」を行います。 成年後見制度は、本人の意思判断…

成年後見に関する相談窓口

成年後見制度の利用を考えるとき、まず詳しい誰かに相談したくなりますよね。その相談窓口をご紹介します。『地域包括支援センター』高齢者の様々な相談に対応する公的機関社会福祉士、保健師、ケアマネージャーなどが在籍しています。『社会福祉協議会』民…

法定後見にかかる費用 2 後見人をつけてからの費用

ここからが結構大切な費用のお話です。 第三者の専門家が法定後見人としてついた場合、本人の財産から報酬が支払われます。(親族が後見人の場合は無しとする場合も多いようですが) その額は家庭裁判所が、本人の生活・財産状況などを見て決定します。月額2…

法定後見にかかる費用 1 後見人をつけるまでの費用

ここも気になるところだと思いますが、あとで後悔しないようにしっかり理解しておきましょう。 親族の方が申請上げるとして診断書、戸籍取得費用 数千円~数万円 (個人によって少し開きがあります。)家庭裁判所手数料 1万円程度鑑定費用(家庭裁判所が必…

法定後見 開始までの期間どれぐらいかかる? 3

③家庭裁判所での申立てでは、事情説明、担当者などからいろいろ質問を受けます。申し立て後、家庭裁判所内で資料に基づく審理が行われ、必要があれば「鑑定」(判断能力について診断書よりも詳しい内容が求められる場合)があって後見人が決定します。申し立…

法定後見 開始までの期間どれぐらいかかる? 2

大まかな流れで見ると ①相談 包括支援センターや社会福祉協議会などでまずご本人の現状を伝え相談します。その後制度の概要や手続き方法などを教えてもらいます。 ②家庭裁判所へ申立てをします。 必要書類の中に医師の診断書がありますので、依頼をします。…

法定後見 開始までの期間どれぐらいかかる? 1

法定後見を利用しようとなって、まず気になるのが、手続きをしたらいつからこの制度を利用できるのか?だと思います。結論からいいますと3か月から半年です。えっそんなに?と思われるかもしれませんが、後見人というのは、一個人の財産や生活を守るため非…

法定後見人でもできないこと

後見人ができる能力についてお話しましたが、こんどは逆にできないことです。 身元保証人や身元引受人にはなれません。これは、本人と親族関係にない第三者が後見についた場合の話で、親族が後見人である場合は、あくまで「親族」という立場でなることは可能…

法定後見に与えられる3つの能力 

法定後見にあたって、後見に与えられる法的権限、能力はなんでしょうか?大まかにあげると3つ挙げられます。 まず一つ目は代理権です。たとえば本人確認が厳しい銀行窓口などでも、本人が手続するときと同じように預金の引き出し、口座解約などもすることが…

法定後見の3つのレベル

法定後見には,3つのレベルがあります。それは判断能力の度合いを3段階に分け、「本人以外の介入を最小限にする」ことを原則としています。【成年後見】 判断能力がほとんどなく、財産管理や生活の組み立てがひとりでは困難な場合【保佐】 判断能力が低下し…

法定後見人には親族がなれる?

法定後見人に誰がなっているのか?先にも述べましたが、家庭裁判所で後見人が選ばれます。現状は、裁判官、司法書士、社会福祉士といった専門家が7割、親族が2割 後その他となっています。 申し立て書には、後見人の候補、希望者を記載することは可能です…

成年後見制度には2種類あります。 2

もうひとつが任意後見になります。今はまだ判断能力がある人が、将来、認知症などになった場合に備えて、あらかじめ自分で後見人を選び、頼みたいことを決めておくという制度です。これは事前契約みたいなものなので、公証役場で公正証書にする必要がありま…

成年後見制度には2種類あります。 1

成年後見制度について、耳にされたこともあるんじゃないかなぁと思います。大きく分けて二つあります。 一つ目は法定後見といいます。すでに判断能力が低下した人を支援する制度です。認知症、知的障害、精神障害などにより、自分でお金の管理や様々な手続を…

死後事務委任契約に係るその他の契約 ② 任意後見契約

依頼者が高齢になるにつれ、認知症による判断能力の低下のリスクが高まってきます。そういった高齢者をサポートするのが任意後見契約になります。 ただ判断能力の衰えがなければ、任意後見契約を利用しないまま依頼者がなくなる場合もありますので、保険とし…

遺産分割協議のための後見人④ 後悔しないために

超高齢化が進む中、新たな問題となってきていると思うのは、亡くなられた方以外の相続人が高齢化していることです。80歳90歳で亡くなられる方のお子さんは60歳以上、またお子さんがいない場合兄弟姉妹も同年代で80歳、70歳。すべての方が認知症なっている可…

遺産分割協議のための後見人③ 後悔しないために

後見人を解任(辞めさせる)ことは可能ですが、不正な行為や横領をしているなど、適切な後見制度をせず本人が被害を受けていることが条件で、家庭裁判所が審査・決定することになります。家族と意見が合わないや遺産分割協議が終わったからでは認められませ…

遺産分割協議のための後見人② 後悔しないために

そしてここが非常に大きな問題だと個人的には思うのですが、この後見制度は、その方がお亡くなりになるまで基本的には続きます。認知症の度合いが重く周りにケアできる親族がいない場合の後見人であれば、すでに後見人がついていると思うのですが、そこまで…

遺産分割協議のための後見人① 後悔しないために

後見人を勧める専門機関などではあまり言わなかったり、サラッと流したりするところですが、しっかり踏まえて依頼しないと後悔することにもなりますのでここで説明しておきます。 後見人を依頼するきっかけとなる一つのパターンとして、遺産分割協議書の作成…

成年後見人って何?⑱ 法定後見がついてからの費用

これも気になる費用、後見がついてからいくらかかるのかということです。 後見人に親族ではない専門家がついた場合、その報酬は家庭裁判所が本人の生活・財産状況によって決定します。おおよそ月額2万円~となっており、2万、3万が多いようです。財産が特に…

成年後見人って何?⑰ 法定後見 申し立てに係る費用

では成年後見制度を利用するにあたって、お金がどれだけかかるのだろうか?というところは非常に気になるところです。 申請にあたっては、診断書代、戸籍の収集費用などでおおよそ1万円前後、家庭裁判所手数料も1万円弱ぐらい、あと鑑定が必要となった場合は…

成年後見人って何?⑯ 法定申し立ては誰ができる?

成年後見人制度を利用するため、申し立てができる人というのは、法律で定められています。 「4親等以内の親族」ができます。具体的には、本人の親、子、孫、兄弟姉妹、甥、姪、いとこなど。配偶者、本人もできます。 子が全体の約30%、兄弟姉妹が約14%、配…

成年後見人って何?⑮ 法定後見人決定の流れ

⑸決定 開始 結果に不服がある場合は、二週間以内に不服申し立てができますが、「希望した人が後見人にならなかった」という理由で不服申し立てはできませんので注意が必要です。 結果が出てから2週間後 正式に後見人の就任が決定します。 最初に相談してから…

成年後見人って何?⑭ 法定後見人決定の流れ

書類の準備が整ったら、家庭裁判所に申し立てをする日時を予約します。時期や裁判所によっても違いますが、2週間~1カ月先になることもあります。 ↓ ⑶申し立て 家庭裁判所に出向いて事情説明をします。窓口や相談室で提出書類に関していろいろ聞かれます。 ↓…

成年後見人って何?⑬ 法定後見人決定の流れ

それでは法定後見人はどのように決まって、どれぐらいの時間がかかるのでしょうか? 一個人の財産や生活を左右する権限を持つ後見人を決定するということなので、いくつもの手続きを踏んで、慎重に行われます。 ⑴地域包括支援センターなどへ相談 制度の概要…

成年後見人って何?⑫ 後見人 2つの役割

後見人の役割 二つ目は「身上の保護です。」 身の回りのことを自分で決めるのが難しくなった人の住まい・医療・介護・食事・余暇・買い物など様々なことに関する選択と決定をサポートし、生活環境を整える手配を進めることです。 生活の組み立てを考え、作る…

成年後見人って何?⑪ 後見人 2つの役割

後見人の役割 一つ目は「財産管理です。」 後見人は、本人の財産や収入を確認し、将来の収支バランスを考えながら、生活するうえで必要な支払い手続きをし、財産管理を行います。 判断能力が低下してしまうと、預金通帳の保管場所を忘れてしまったり、不要な…

成年後見人って何?⑩ 後見人 2つの役割

後見人について誤解されやすいところではあるのですが、「生活のサポート」をするといっても、食事や入浴の介助や掃除・洗濯などをするわけではありません。後見人の仕事は、介護や日々の買い物などをしてくれる人を手配し、契約や支払いなどの法律的な行為…

成年後見人って何?⑨

判断能力の三段階についてのご説明です。 「成年後見」 判断能力がほとんどなく、財産管理や生活の組み立てが一人では困難(意思疎通が難しい場合も含む)「保佐」 判断能力が低下し、日常の買い物などができても、銀行取引や借金、不動産の売買など重要な行…

成年後見人って何?⑧ 任意後見人

「任意後見」とは、本人に判断能力があるうちに、自分で後見人を決め、公正証書で契約を定めます。そしてその後 認知症などの症状が出たときに、家庭裁判所に任意後見監督人を選定してもらい後見がスタートします。 認知症などが発症する前にできるのが任意…