ママちゃり行政書士 遺言 相続専門でやっとります!

豊中の遺言 相続専門行政書士   お役にたてれば 幸いです。

認知症

認知症について  14 終活

実際のご相談でも父親がなくなり、母親が認知症のために遺産分割協議が行えないということがあります。認知症が進んでくると施設への入所も考えないといけなくなり、その資金として不動産を売買しなくてはならないということも考えられます。 そうなってくる…

認知症について  13 終活

相続人について考えるとやはり遺産分割協議に参加できないということが大きな問題となります。紛争性のないような揉めない相続人ばかりだといいのですが、相続割合に不満があったりした場合遺産分割協議自体が進まなかったり、一旦決まっても後から無効を争…

認知症について  12 終活

終活を考えるにあたって認知症は、被相続人も相続人もなる可能性があります。 被相続人について考えると、今後 年齢を重ねていくにあたって自己の財産をどう利用していくか、そして残った財産をどうしたいのかという意思表示を頭のしっかりした状態で準備し…

認知症について  11

介護保険の利用で負担を抑え、車いすやカート、手すりなどをレンタルすることもできます。デイサービスの利用などもしやすくなっています。この辺りは地域の包括センターや社会福祉協議会などで相談してみることが可能です。非常に優しく相談にのってくれま…

認知症について  10

70才以降になると発症率はどんどん増え、80代になってくると高い確率で認知症となってしまいます。昔に比べると格段に高齢者が増えてきていますので当然のように認知症の方も増えてきます。しかしすべての人が全く日常生活がおくれないというわけではありま…

認知症について  9

なので中核症状で失われてしまった部分をうまく補い、周辺症状が悪化しないように対応していく必要があるということです。この認知症の症状は現状改善させることは難しく、というかできないというのが現実です。ゆっくり進行していくか、場合によれば急激に…

認知症について  8 中核症状と周辺症状

こういうことがあると認知症の方は怒ったりふさぎこんだりしてしまいます。まぁ当然といえば当然ですね。ある本によると認知症の方の感覚としては、見知らぬ国の空港へ突然連れてこられ、一人ぼっちにされたようなものらしいです。言葉が通じない、見たこと…

認知症について  6 中核症状と周辺症状

周辺症状は、中核症状以外の様々な症状や変化を指します。これらの症状は中核症状に関連して現れることがあり、病気の進行や個々の患者の特定の特徴を反映するものです。 例えば 認知症患者が不安や抑うつになること、幻覚や錯乱が生じること、日常生活のス…

認知症について  5 中核症状と周辺症状

各症状には、中核症状と周辺症状というものがあります。 中核症状は、特定の認知症において特に顕著で主要な症状です。これらの症状が他の症状よりも顕著に表れ、その認知症の特定のタイプを識別するのに役立ちます。 ちなみにアルツハイマー型認知症では主…

認知症について  4 認知症の種類

③前頭側頭型認知症:特徴: 主に前頭葉や側頭葉が影響を受けます。個性の変化や社会的な行動の制御が難しくなり、冷静な判断や感情の調整に問題が生じることがあります。④レビー小体型認知症:特徴: 脳に「レビー小体」と呼ばれる異常なタンパク質がたまります…

認知症について  3 認知症の種類

認知症と言われるものの代表的なものにいかがあげられます。①アルツハイマー型認知症:特徴: 主に記憶力の低下が見られます。患者は親しい人の顔や出来事を思い出すことが難しくなります。また、判断力や言葉の理解も影響を受けることがあります。②血管性認知…

認知症について  2

認知症の原因の一つとされるアミロイドβというたんぱく質が脳にたまっていきアルツハイマー症になるといわれていますが、50代ぐらいから徐々に進み70代くらいから発症するそうです。でも人によっても差が大きく発症する人そうでない人様々です。認知症という…

認知症について  1

相続手続や遺言書、任意後見や家族信託 多くのことについて関係してくる認知症についてのお話です。ただ専門的なお話になってくるとかなり難しくなったり、私自身の理解も追いついていないところもありますのでご容赦ください。 私の母親が認知症と診断され…

相続人に認知症の方がいる場合 知っておかないと大変です!! 4

後見人の選任手続きも面倒ですが、後見人の入った遺産分割協議も拘束されることになります。基本的に後見人は被後見人の利益を守るために存在しますので、法定相続分の確保が絶対条件になります。 認知症の相続人がいると 時間と費用と労力ばかりが掛かって…

相続人に認知症の方がいる場合 知っておかないと大変です!! 3

相談者以外の兄弟が遺産分割協議をおこなうために必要な判断能力が、不十分であると判断された場合 遺産分割協議をすすめることができなくなります。こういった場合のために成年後見制度というものが存在しますが、家庭裁判所に選任申立てを行い数カ月かかり…

相続人に認知症の方がいる場合 知っておかないと大変です!! 2

不動産を売買するためには、亡くなった方名義のままでは売却することはできません。不動産の権利証というのは、その不動産と同じ価値のあるものと誤解されている方もいますが、その不動産の所有者がなくなった時点で、紙きれ同然になってしまいます。なので…

相続人に認知症の方がいる場合 知っておかないと大変です!! 1

高齢化の今 亡くなった方が認知症でしただけではなく、その相続人も認知症ということがあり得ます。何も準備していない状況でそうなってしまうと非常に困難な遺産相続になる場合があります。 例)5人兄弟の長男が90歳で死去 子供配偶者なし 二男 87歳 認知症…

公正証書遺言 作成方法 ⑧

※注意① 公正証書遺言 正本 謄本に法的効果の違いはありません。※注意② 原本の保管期間について公正証書の保存期間は、公証人法施行規則により、20年となっています。さらに、上記規則は、特別の事由により保存の必要があるときは、その事由のある間は保存…

公正証書遺言 作成方法 ⑦

それでは、公証役場での作成当日です。 【作成手順】① 公証人が遺言者に本人確認をする② 公証人が証人2名に本人確認をする③ 公証人が遺言者に、遺言の内容を質問する遺言者の遺言能力の有無及び自分の意思で遺言を残すかの確認④ 公証人が遺言者と証人に、事…

公正証書遺言 作成方法 ⑥

打合せ後 1週間程度で公証役場から文案と費用の見積もりが提出されます。(メールまたはファックス) 文案の確認は以下のポイントをチェックしましょう。 ◎遺言者の意思が反映されているか? ◎文案との相違点 ◎遺言者、相続人、受遺者、遺言執行者、証人の住…

公正証書遺言 作成方法 ⑤

公正証書遺言の文案作成までできれば、公証役場に打合せのための予約を入れます。通常1週間ほどで公証人と打ち合わせができます。 公証人との打合せでは、 〇遺言能力の確認 〇遺言を残すに至った経緯・動機 〇証人の候補者の有無 〇今後のスケジュール(希…

公正証書遺言 作成方法 ④

文案を作成していきます。 自筆証書遺言の場合は、できるだけ文章をシンプルにして文字数を減らさないと遺言者にとって大きな負担になります。 公正証書遺言の場合は、遺言の内容を確認して署名・押印するだけですので、字数を気にせず作成することが可能で…

公正証書遺言 作成方法 ③

必要な書類がわかったところで、いよいよ公正証書遺言作成にむかっていくわけですが、その遺言書をつくる公証役場、公証人なんてどこにあって、どんな人?っていう方がほとんどだろうと思います。仕事柄、契約書を公正証書にしたりする機会のある人は、そう…

公正証書遺言 作成方法 ②

まず ざっと公正証書遺言を作るにあたって必要なものをピックアップしていきたいと思います。 ◎遺言者の印鑑登録証明書(発行後3カ月以内のもの) ◎証人になってもらう人の「住所」「氏名」「生年月日」「職業」がわかるメモ ◎遺言執行者を選任する場合の「…

公正証書遺言 作成方法 ①

遺言書といえば、自筆証書遺言と公正証書遺言の二つが主要なものになります。 自筆証書遺言は、ペンと紙と印鑑があれば、あとは必要な様式にそって作成できれば完成します。お手軽さがメリットといえます。それゆえ保管の難しさや遺言書の内容、書式によって…

近年 よくある遺言をめぐるトラブル ①

遺言書に関して、しっかりと方式にあわせて作ったのに、身内同士の揉め事に発展し、裁判までもつれるケースを見ていきたいと思います。【遺言の作成当時、すでに認知症で遺言能力がなかった。だからその遺言書は無効だ】と争われるケースです。 超高齢化に伴…

認知症について

高齢者にとってもっとも注目度が高いのが認知症であり、かかりたくない病気の第一位ともゆわれています。 認知症とは「脳の病気や障害などが様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障がでてくる状態」の事です。つまりこれが認知症というわけ…

親が認知症になると困ること ⑤

【親が認知症になるとできないこと】 認知症になると効力がなくなるものに、実印の印鑑登録があります。印鑑登録は、実印を押した書類に印鑑証明証を添付すれば、契約書などの内容を本人が了承したことを証明できる仕組みです。 認知症になると契約内容の理…

親が認知症になると困ること ④

【親が認知症になるとできないこと】建物の新築、改築、増築、大幅な修繕なども出来なくなります。たとえ家族全員が賛成していたとしても、所有者(契約者)である親の判断能力に問題があれば契約することはできないことになります。 相続税対策として生命保…

親が認知症になると困ること ③

それでは、具体的に親が認知症になった時にできないことを見ていきたいと思います。 【不動産の契約】親の所有する不動産の売却について、親が認知症になってしまうと、売却などの一切の契約締結は出来なくなります。 通常、不動産の所有者を移す場合には、…