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死後事務委任

死後事務委任契約と遺言 4

先にあげたような事務は、今までは亡くなった方の一部の相続人が代わりに行ってきました。しかし相続人がいなかったり、疎遠であったりするとする人が実質いないということも有り得ます。 またこういう風にしてほしいという強い願望をお持ちの方もいらっしゃ…

死後事務委任契約と遺言 3

死後事務としてあげられるものは、◎入院していた病院や施設などの費用支払い、その他の債務の支払い◎保証金などの受け取り◎遺体の引取り、葬儀の段取り、埋葬手配など◎居住していた家屋の明渡し、家財道具の処分◎親族など関係人への連絡◎死亡に関連する行政…

死後事務委任契約と遺言 2

今 けっこうニーズがあるのがこの死後事務委任契約。ニュースなどで、亡くなって数週間たって発見された孤独死なんていう報道があるとその必要性を感じますよね。 死後の手続きというのは、いろいろ面倒なことが多く、最後まできっちり人の迷惑にならないよ…

死後事務委任契約と遺言 1

遺言と併用する生前契約として死後事務委任契約というものがあります。これは死後の手続きをしてくれるような家族・親族がいる場合は必要がないかもしれません。おひとり様の場合で、そういった手続きをしてくれる人がいない、若しくはしてほしくないと言っ…

死後事務委任契約 なんのため?

死後事務委任契約ってなんのためにするの?というのは思いますよね。なかには死後のことは自分に関係ないから知らないなんて人もいます。 でも人生の最後まで、自分が選択、決断で決めた方法で生活を送りたい。そして最後には尊厳のある自分らしい最後を迎え…

死後事務委任契約に関連する遺言、契約について 4

【尊厳死宣言】 これは必ずしもいるというわけではないですが、末期がんなどの重い病気に罹ったり、意思表示が出来ないような状態になった時に効力が発生します。末期の治療では、延命を重視して患者にとって負担になる治療が処置される場合があります。医者…

死後事務委任契約に関連する遺言、契約について 3

【任意後見契約】 ご本人が高齢になるに従い、認知症による判断能力の低下というリスクが高まります。認知症になった場合 生活に関わる金銭面のことや契約手続きなど生活に支障がでるレベルで問題となることがあります。ただこのあたりは個人の重要な権利に…

死後事務委任契約に関連する遺言、契約について 2

【見守り 身元引受契約】 孤独死を防ぎ、死後事務を円滑に進めていくために必要な手段がこの契約になります。おひとりで生活されている場合、定期的な安否確認というのは重要です。また体調がわるくなり、入院や施設入所となったとき、身元引受人や緊急連絡…

死後事務委任契約に関連する遺言、契約について 1

死後事務委任契約は、ご本人の抱える不安や不便を解消し軽くするための手法としては、とても有効な手段といえます。ただ そこにまつわる孤独死や遺産相続の問題まで考えるとカバーしきれないことも有りますので、並行して他の手段も組み合わせる必要がありま…

死後事務委任契約を結ばれる方とは  4

■ 親族が遠方に住んでいる■ 身近な親族が高齢 この二つのパターンも共通して、死後事務を任せにくいというケースです。またこの両方が合わさっていることもあります。死後事務は、時間と体力をつかうことでもあります。親族との関係は良好であるが、負担はか…

死後事務委任契約を結ばれる方とは  3

■ 親族と交流がない これも非常によくあるパターンです。親兄弟といった親族がいるが、長く疎遠になっていたり、過去にいろいろ揉め事があって絶縁のような状態になっているケースです。親族の力は借りたくない、親族へ財産も一切渡したくない、たぶんしてく…

死後事務委任契約を結ばれる方とは  2

■ 兄弟がいない 子供がおらず、親がすでに亡くなっている場合は、兄弟に頼まざるをえないということになりますが、一人っ子であれば頼れる親戚もいないことになります。つまり法定相続人がだれもいないという事になります。 また親が亡くなっておらず高齢だ…

死後事務委任契約を結ばれる方とは  1

死後事務委任契約を検討される方、また必要とされる方はどのような方なのでしょうか?■ 子供がいない 看取りや死後事務は自分より若く、最も身近な親族である子供が担うというのが一般的でしたが、少子化であったり、未婚率の上昇などから子供がいないという…

孤独死について 8 二つ目の問題 事例

この事例では、悪い人は誰も出てきていません。甥御さんに迷惑をかけないように、少しでも遺産を残そうとした叔父さん、善意から保証人となり、死後の手続きもした甥、部屋を提供した家主さん。 ただこういった状況でも孤独死は、悲劇を生み出してしまうので…

孤独死について 7 二つ目の問題 事例

そんな中 叔父さんはなくなり、不幸にも孤独死で遺体の発見が遅れました。特殊清掃を行わなければならない状況でした。相続人が他にいなかったため、甥御さんが全ての手続きをし、残された家財道具の処分なども行いました。 一息つく間もなく、甥御さんが家…

孤独死について 6 二つ目の問題 事例

こういう事例もあります。 ひとりぐらしの叔父さんの賃貸住宅の入居時の保証人をたのまれた甥御さん。そのお礼にと 残せる遺産はわずかだがすべて甥御さんにとしていました。相続人も他にいません。叔父さんも迷惑はかけないようにと借金もせず慎ましく暮ら…

孤独死について 5 二つ目の問題

不動産オーナーにとっても原状回復するための費用や清掃に大きな費用が掛かります。この清掃は特殊清掃といい専門の業者が入って、特殊な薬剤をつかっての消臭、床材などは全部張り替えないといけない状況になったりもします。 またそういった事故物件になっ…

孤独死について 4 二つ目の問題

二つ目の問題は、孤独死が発生してしまうとすぐに発見できずに、数週間ひどいときには何か月もたってから発見されるという事が起こってしまうという事です。そのような悲惨な現場というのも衝撃的な事実ではありますが、遺体の腐敗が進行してしまうとその不…

孤独死について 3 一つ目の問題

孤独死の多くは都市部で発生しており、毎日新聞の発表によると全国の政令都市で亡くなった人の3.3%が引き取り手のない遺骨として、保管されているようです。その中でも多いのが大阪で市内の死者の約10%にも上ると言われています。 地域によっても差があり…

孤独死について 2 一つ目の問題

ここで気になるその費用についてですが、亡くなった方の遺留品中に現金や有価証券があればそれを充て、足りなければ市町村が立て替えします。ただし 孤独死を迎える単身者は、費用を弁済してくれる親族などがいないケースが多く、結果的に都道府県、市町村な…

孤独死について 1 一つ目の問題

孤独死の増加が増えているというお話をさせていただきましたが、このことがもたらす大きな問題が二つあります。 一つは、引き取り手のない遺体、遺骨の増加です。これは先日テレビの特集でもやっていました。本人の氏名又は本籍地・住所などが判明せず、かつ…

死後事務委任を考える 6 背景を考えてみる 孤独死

孤独死をふせぐため、地域行政でも見守りや安否確認など積極的に行い始めています、ただこれは単身高齢者を主に対象としたもので、「地域の気になるお年寄り」に向けてのものだといえます。 ここで見落とされがちなのが、働き盛り世代の孤独死です。まさかと…

死後事務委任を考える 5 背景を考えてみる 孤独死

孤独死とは、「主に単身者が誰にも気づかれずに死亡してしまう事」となります。状況的には、突然死のような急な体調の変化、病気などで自室で亡くなってしまう状況でしょうか。 単身者で、配偶者、子供がいない。親戚はいないか、遠方に住んでるなどで疎遠。…

死後事務委任を考える 4 背景を考えてみる 生涯未婚率

生涯未婚率の増加で考えれるのは、 ◎結婚観の変化、◎女性の進出、◎長引く不況と不安定な雇用などが挙げられます。結婚観の変化でいうとそもそも「結婚を望まない人」が増えて、「結婚をしたくても出来ない人」も比例して年々増えてきているという状況にある…

死後事務委任を考える 3 背景を考えてみる 独身者の増加

単身者の増加は、配偶者が亡くなるということは昔からある話ですが、生涯未婚率というものが増えてきているというのも大きな要因です。生涯未婚率は、1990年の統計では男性5.6%、女性は4.3%でしたが、2000年代以降大幅に上昇し、2020年で男性28.3%、女性1…

死後事務委任を考える 2 背景を考えてみる 独身者の増加

マスコミでも「おひとりさま」という言葉が以前はよく取り上げられていました。一人で美味しい食事したり、一人で生活を充実させたりといったイメージもあるかもしれませんが、終活のなかでゆうと高齢に近づく独身者という構図が現れてきます。また配偶者に…

死後事務委任を考える 1 まず最初に定義から

死後事務委任契約という言葉を聞いた方もおられるのでは無いでしょうか?最近では50代60代のおひとりさまもご準備をされています。 死後事務委任というものの定義としては、「委任者(死後事務を頼む人)が、受任者(親族以外の第三者)に、葬儀、火葬、納骨…

相続手続きについて ⑤ 年金

被相続人が国民年金や厚生年金保険の被保険者である場合には、まず年金受給権者死亡届を提出しなければなりません。提出期間は死亡日から10日以内になります。(国民年金は14日) その際に、被相続人に給付されていない年金があれば、一緒に未支給年金請求書…

相続手続きについて ③ 死亡届

被相続人がなくなったら死亡届を提出しなければなりません。届出が義務付けれているのは、親族や同居者など定められた方のみです。 提出先は、亡くなった方の本籍地か死亡地、または届出人の住所地、所在地のうち、どれかの市区町村役場になります。 提出期…

相続手続きについて ② 

②相続財産の処理これも具体的にゆうと ◎相続人の確定作業 ◎財産の調査 ◎遺言書がある場合は検認 ◎遺言書が無い場合は、遺産分割協議 ◎単純承認、限定承認、相続放棄の決定 ◎遺産の分配 ◎名義、登記、登録などの変更手続き などになります。 さらに相続税が発…