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豊中の遺言 相続専門行政書士   お役にたてれば 幸いです。

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

遺言書の保管場所? ①

皆さんがもし遺言書を作られたとしたらどこに保管しますか? 意外と悩ましい問題かもしれません。その時が来るまでは秘密にしときたいけども、その時が来たら一番に見つけてほしい。そういった相反する希望を叶える保管場所を探す必要があります。 保管する…

遺言書の付言事項 ②

例えば「自宅は長男に譲るから、現金は二男に多めにしました。遺留分の請求などはせずに理解してほしい。」「長男の妻は相続人ではないが、介護で面倒をかけたので、遺産の一部を渡すことにした」などの理由を書き残しておけば、相続人同士が納得しやすくな…

遺言書の付言事項 ①

今までにも何度かご説明してきましたが、遺言書に記載する付言事項についてです。 法的効力はもたないものの、遺族に伝えておきたいこと「付言事項」として遺言に書き残しておくことができます。 葬儀の方法、遺産相続の配分をきめた理由や遺族への感謝の気…

もし遺言で指定したヒトが先に亡くなったら

遺言書を作成する場合多くの人が自分が先に亡くなるという前提にたっています。しかし配偶者や子供などが先に亡くなってしまう可能性もないとはいえません。そういった場合に備えて遺言内容を考えるということも大切です。 これを予備的遺言といい、遺言者よ…

遺言を作った後で撤回や内容の変更は可能? ②

修正・変更する場合は原則 新たに遺言書を作成するとお考え下さい。自筆証書遺言は訂正して追記する方法もありますが、余白の制約や訂正のルールが細かくあるため、新しく書き直すほうが時間がかからず、間違いも起こりにくいです。公正証書遺言は原本が保管…

遺言を作った後で撤回や内容の変更は可能? ①

「元気なうちに遺言書を作成しておく必要があるのはわかるが、状況の変化や気持ちの変化により作成した遺言書を書き換えたくなったらどうするのか?」といった心配・疑問を持つ方も多いです。 遺言書は、どんな形式にしろ変更・撤回は可能です。どうぞご安心…

祭祀主宰者ってなに?

なかなか聞きなれない言葉ですが、祭祀主宰者。祭祀主宰者とは、先祖を供養したりお墓を守る人です。遺言でこの祭祀主宰者を指定することができます。 民法では「祭祀主宰者が系譜や祭具及び墳墓の所有権を承継する」と規定しています。系譜とは、家系図の類…

遺言執行者は必要? ふさわしい人とは?

遺言執行者とは、遺言書に書かれたことを実際に実行する人のことで、財産をもっとも多く相続する人が任される場合が多いです。相続に関してメインとなる人ということですね。ただこの相続人の代表者を遺言執行者に指定するケースですが、特に相続争いが起こ…

遺言書で実現できる8つのこと ❸

⑥後見人の指定 遺言者が死亡することで親権者が不在となる未成年の子がいる場合、遺言で第三者を後見人として指定し、その未成年の財産管理などを委ねることができます。 ⑦相続人相互の担保分の指定 相続した財産いに欠陥があるなど、他の相続人の相続した財…

遺言書で実現できる8つのこと ❷

③相続人の廃除 遺言を作成する人が、相続人になる予定の人から虐待や侮辱、その他の暴行による被害に遭っており、その相続人に遺産を渡したくない場合は、遺言により相続人から相続権をはく奪することができます。ただかなり強い権利行使になりますので、家…

遺言書で実現できる8つのこと ❶

遺言で決められることは民法によって定められています。何でもかんでも遺言に書いといたらええんちゃうのというわけではないんですね。①相続分の指定 これは一番遺言といえばというところですが、誰それに○○銀行の預金を相続させる。誰それに○○の土地を相続…

相続で揉めるパターンはこれだ! ④

【財産の大半が不動産であるケース】 財産の大半が不動産である場合、その分割がしづらさからもめるケースが増えます。兄弟が3人いて、不動産が複数ある場合で数的にはそれぞれの相続人に渡すことができる場合であっても、その評価額の問題や遠方にあったり…

相続で揉めるパターンはこれだ! ③

【息子の妻が口を出すケース】 被相続人の息子の配偶者は相続人には含まれないのですが、相続内容には口出しをしてくるケースも多く、相続人以外の人も巻き込んで相続人争いがこじれることはよくある事例です。血縁が絡まないぶんだけ、その主張に遠慮があり…

相続で揉めるパターンはこれだ! ②

【家族仲が良くないケース】 相続争いを引き起こす一番の原因は何といっても家族仲の悪さであることは間違いありません。また相続をきっかけに悪くなるというケースもあります。 法律上は、法定相続人がいて法定相続割合で分け合えば公平に分け合えるような…

相続で揉めるパターンはこれだ! ①

【前妻との間に子がいるケース】 再婚して現在は妻と子がいるが、前妻との間にも子供がいる場合です。夫であるあなたが亡くなった場合、法定相続人は現在の妻と子供、そして前妻との子供になります。ここでポイントとなるのが、現在の子供と前妻との子供の法…

認知症について

高齢者にとってもっとも注目度が高いのが認知症であり、かかりたくない病気の第一位ともゆわれています。 認知症とは「脳の病気や障害などが様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障がでてくる状態」の事です。つまりこれが認知症というわけ…

病気と終活との関係 ②

これに対して、死因第二位の心筋梗塞等の心疾患、第三位の脳出血、脳梗塞等の脳血管疾患などは突然死に近く、一命をとりとめても一定割合で脳機能障害が残り、遺言能力が失われがちです。したがって発病・受傷してから終活を考えるという時間的余裕がありま…

病気と終活との関係 ①

日本人の死因 1位 悪性新生物(がん) 2位 心疾患 3位 脳血管疾患 4位 老衰 5位 肺炎が上位の5位までとなります。ここで2種類に分けるとすると、死に至るまでに時間のある場合とそうでないものに分かれてきます。癌の3年実測生存率は68.5%、5年実測生存率は…

健康寿命

これも終活を考えるにあたって重要な言葉ですが、「健康寿命」とは、日常的・継続的な医療や介護なしに自立して生活できる年齢の事で、平成12年(2000年)にWHOが提唱しました。日本の場合、女性の健康寿命は約74歳、男性の健康寿命は72歳とされています。厚…

高齢者世帯と平均寿命

【高齢者世帯】 高齢者約3600万人のうち、約1300万は家族と同居(約1000万世帯)し、約1600万人が夫婦二人暮らし(約800万世帯。実際には夫婦の一方が高齢者でない世帯も含む)、施設入所を含む約700万人が一人暮らしをしています。 上記のような生活環境の…

超高齢社会とは

「高齢者」とは、世界保健機関(WHO)の定義では、65歳以上の方をいいます。65歳以上74歳までが「前期高齢者」、75歳以上84歳までが「後期高齢者」、85歳以上の高齢者は「超高齢者」と呼ばれるそうです。 また「高齢化率」とは、65歳以上の高齢者人口が総人…

こういう人こそ遺言を残しましょう! ③

~続き~兄には800万の現金を用意する余裕がありません。そうなると弟は家の売却を迫ります。 親の介護をしてきた兄 住み慣れた家を離れたくない心情もあります。 法的になんの問題もない弟の主張。 どちらか一方が正しいということは、二人だけの主張で見る…

こういう人こそ遺言を残しましょう! ②

よくドラマなんかで巨額の財産を相続するために争っているなんて見ることありますよね。でも実際のところ少ないからこそ、取り合いまた分割しにくかったりするのです。 家庭裁判所のデータによると持ち込まれた件数のうち1000万以下が約3割、5000万以下で考…

こういう人こそ遺言を残しましょう! ①

財産の多い少ないや家族仲の良さに関わらず、相続にはトラブルがつきものです。よく聞くのが「うちは財産がないから揉めない」「家族仲が良いからもめない」といったセリフです。しかし裁判所に傍聴にいくと毎日のように家族間トラブルに出くわします。財産…

法定相続人の確認と調査

被相続人がなくなった後、遺産相続に関して最初に行うべきことが、相続人の確定です。相続人の確定をせずに遺産分割協議をしてはいけませんが、結構されてると思います。 被相続人の家族にも知られていない養子や隠し子がという場合もありますし、よくあるパ…

遺産分割協議 未成年への相続

夫が亡くなり、妻と子供が相続人となり、その子どもがまだ未成年である場合。 未成年は単独では法律行為ができません。そのため遺産分割協議といった法律行為を行う際には、「法定代理人」をたてる必要があります。法廷代理人には、利益が対立していないひと…

遺言書について親と話すタイミングについて ③

もう一つは、親が老人ホームなどのへの入居を考えるような時です。自宅不動産をどうするか?生計の管理を誰が手伝うか?など金銭が絡む事案が出てきますので、そこに合わせて遺言書の話をするというのもいい機会です。兄弟がいれば全員で親の介護問題を含め…

遺言書について親と話すタイミングについて ② 正月お盆

正月やお盆など家族が集まった時に遺言の話を切り出すというのが一般的なパターンであり、「自分だけが抜け駆けしない」という重要なポイントを押さえた良いタイミングです。 抜け駆けして自分だけに都合の良い遺言を残してほしいという方もいるかもしれませ…

遺言書について親と話すタイミングについて ①

相続で揉めるのは遺された相続人の側です。相続を円滑に進めるためには、相続人となる子供の側から親に遺言の準備を進めるということも非常に大切です。ただ遺言は親が自分の意思に基づいて書くものであることから、下手に促すと「死ぬのを待っているのか?…

エンディングノートと遺言書の違い

エンディングノートの書式に決まりはなく、商品によって内容は様々ですが、一般的には自分が死んだときや意思疎通・判断能力を失ったときのために、自分が望むことをあらかじめ記したものです。 例えば、延命措置を望むかどうかや鬼謀する葬儀の方式、葬式に…