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豊中の遺言 相続専門行政書士   お役にたてれば 幸いです。

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

自筆証書遺言と公正証書遺言 ぶっちゃけ どっちがおすすめ?

どういう方にお勧めかというので考えてみると、【自筆証書遺言】 ◎できるだけ安く作りたい。 ◎それほど分ける財産が細かくない。複雑じゃない(金額の多い少ないじゃないです) ◎自分で書く体力がある、時間がある。 【公正証書遺言】 ◎法律的に間違いのない…

遺言書の基本 OK集 ⑵

遺言で、○○銀行の預金を長男Aにすべて相続させると記載したが、その預金は一切使用できないのか? そんなことはないです。できれば遺言として残しておきたいという意思はあると思いますが、使用したとしても問題はありません。またそれがために遺言を書き直…

遺言書の基本 OK集 ⑴

NG集をやったので次はOK集をやります。一般的にできないんじゃないの、しにくいんじゃないの?といわれてそうなことを勝手にピックアップしておおくりします。 一つ目は遺言書の撤回です。一回書いちゃうともう後戻りできないのでは・・・。そんな漠然とした…

遺言書の基本 NG集 ⑶

共同遺言の禁止 遺言は、二人以上のものが同一の証書ですることができない とされています。どんな仲の良い夫婦であろうが、内容が近いものであろうが一枚の遺言書に二人分書いてはダメよということですね。まぁどちらか一方の遺言の撤回があったり、実際に…

遺言書の基本 NG集 ⑵

成年被後見人も遺言の作成は可能とされていますが、それはあくまでも事理を弁識する能力を一時的に回復した時とされており、医師二人以上の立会が必要とされています。 なかなかに厳しい条件ですね。なので認知症等の疑いのある前、意識がしっかりしており、…

遺言書の基本 NG集 ⑴

遺言書を書くにあたっては基本的に必要な能力というのが問われます。またこれはしちゃだめよ、ということもいくつかあります。 遺言書について今まで縁のなかった方むけに、記載していきますのでお気楽に読んでいただければと思います。 まずは 民法から遺言…

生前整理とはなんでしょうか?⑫

振り返っていただいたところで、やり残しリストの作成です。順不同でかまいません。やってみたかったこと、実現できていないことを書き出していきましょう。 行きたかった場所、食べてみたいもの、経験してみたいこと、取りたかった資格といったものから、謝…

生前整理とはなんでしょうか?⑪

人生を振り返ることで、いろいろなことがつながっていることを感じることになります。人生の棚卸のためだけではなく、過去と現在がつながっている、だから現在も未来につながっていくんだという気づきが得られるはずです。 また自分の人生は、一人で作ってき…

生前整理とはなんでしょうか?⑩

自分の人生の振り返り 出生 ↓ 小学校・中学校・高校などの思い出 ↓ 仕事・これまでの生活においての楽しかったこと苦労したことなど ↓ 自分の両親・兄弟姉妹との思い出 ↓ 今現在の生活 楽しんいること、苦労していることなどこの辺りを思いつくまま書き出し…

生前整理とはなんでしょうか?⑨

「こころ」「情報」に関しては、私が学んだものを自分なりに解釈した内容ですので、私見として受けとっていただくようにお願いします。 情報に関していえば、その方の歴史、生活にまつわる情報を整理してまとめておくことが重要です。なぜなら もし相続発生…

生前整理とはなんでしょうか?⑧

整理が失敗するのは、「いる」と「いらない」に分けて分類してしまい、ある人は、迷った挙句考えることに疲れてしまい、多くを残してしまったり、勢いだけでいるものまで捨ててしまったりしてしまいます。 そこで「迷い」「移動」という中間的なもの、種類の…

生前整理とはなんでしょうか?⑦

「移動」というものが、思い出のつまった、また残すものの場所になります。なぜ「移動」という名前なのかというと、現在 整理できず場所を占有しているものの多くはこの思い出という要素が何かしら関わっているからです。 生活居住空間には、いるもので構成…

生前整理とはなんでしょうか?⑥

「迷い」に先ほどの「いらない」で悩んだもの、思い出としてのこすべきものなのか、手放していいものなのか、その判断に困るようなものそれを「迷い」に分類します。判断の基準は8秒だそうです。8秒たっても結論が出なければ、「迷い」に分類。5秒では短すぎ…

生前整理とはなんでしょうか?⑤

つぎは「いらない」に該当するものです。今現在使っていなくて、使う目的が明らかでないようなものです。ただし そこに思い出というものが関わってくるようなものは、簡単にいらないと判断しにくいものです。 自分の父親が昔買ってくれた野球のグローブ。も…

生前整理とはなんでしょうか?④

まずは「いる」に該当するものです。現在使っている【もの】と将来必ずいる【もの】は、「いる」に分類しましょう。今の生活に必要なものは、「いる」ものになります。 ここで線引きしないといけないことは、使っているものと使えるものとの違いです。 例を…

生前整理とはなんでしょうか?③

まずは、「物・心・情報」のうち物の整理から考えていきましょう。 物について 思い出のつまったものや自分では絶対必要と思って買ったものって残したくなりますよね。その気持ちはよくわかります。思い切って「エイヤッ」と捨ててしまって後から後悔なんて…

生前整理とはなんでしょうか?②

残された家族に大きな苦しみを残さないためにも、「生きているうちにしておかなければならないこと」を少しでも早く、そして少しづつでもよいので進めていくべきだと思います。 【生前整理】をイメージするなら”究極の人生の片づけ”であり、”人生の棚卸”でも…

生前整理とはなんでしょうか?①

自分のものなのに 自分でできない最後の片づけってなんでしょう? 答えは「遺品整理」です。自分自身では捨てきれない、またいつか整理しようと置いていた思い出のつまったたくさんのもの。 ただ残された家族は、その家に残った膨大な荷物を見つめてつぶやき…

生前整理という考え方⑨

生前整理を進めておくと、残された遺族の負担は大幅に軽減することが出来ます。自分たちの仕事や生活のある中で、精神的なショックや葬儀の手配など終わった疲労困憊の後で、相続に関する手続きをまた行わなければならないというのは、非常に過酷です。故人…

生前整理という考え方⑧

たくさん色々出てきましたが、相続に必要な『もの』『こころ』『情報』で区分しながら準備を進めていきましょう。 【情報】 銀行口座や不動産 借金の有無 契約関係など後で調べると大変な手間や時間がかかります。亡くなった方に聞けば一瞬で分かることも、…

生前整理という考え方⑦

生前整理といっても何から始めたらいいのか?わかりませんよね。まずはいろいろ想像してみることから初めて見てもいいかもしれません。 何も準備しなかったら 生前整理もなにもしなかったらどうなるのか? ◎どこに通帳があるのかわからない。 ◎不動産は何が…

生前整理という考え方⑥

この3つの対策の中で、⑴と⑶は、全員の方にとって必要な対策だと思います。すべての方に訪れる死を迎える最後まで、活き活きと生活をし、またその後も残された人たちが、仲良く力強く生活をしていく。 相続という言葉は、相(すがた・ありさま)が続くという…

生前整理という考え方⑤ 相続前3つの対策

相続発生前に行う対策として、大きく3つあります。⑴争い対策 一つ目が、遺産分割の争いを防ぐ対策です。仲の良い家族であったとしてもお金の問題でこじれると、その溝は深いものとなってしまいます。 ・遺言書作成・生前贈与・生命保険の活用など⑵相続税対策…

生前整理という考え方④

私たち行政書士が相続の相談を受ける場合、その多くは相続後になります。実際の手続きが発生するのは相続後なので当たり前なのかもしれませんが、もし相続前にお話しをいただき、ご家族でいろいろな情報を共有し、今後の事を話し合える機会を設けることがで…

生前整理という考え方③

家族が分裂することを願って遺産を遺す人なんていません。おそらく更なる家族の繁栄を願って、家族が困らないように、何かの足しになればと願い、少しでも多くの遺産を遺すことを心がけるはずです。 これまで育ててきたもの、守ってきたもの、培ってきたもの…

生前整理という考え方②

相続が「単なる遺産分け」や「法律主体」のドライなものでないことは誰もが認識しているところであるものの、生前にしっかりその要素を整理しきれていないがために、残念な結果を迎えることを避けなければいけません。 まずは親子間、被相続人と相続人との間…

生前整理という考え方①

相続に向けての生前整理ということについて 学ぶ機会があったので共有させていただきたいと思います。前提として 突然の相続発生にも迷うことの無いよう、生前に相続に関する正しい知識と認識を得、物の整理、心の整理、情報の整理を兼ね備えた相続対策を実…

自筆証書遺言書 まとめ

保管制度は、遺言を残すということについて従来の欠点を補完するいい制度だと私は思っています。コスパがいいのが私好みです。士業の先生で、公正証書よりこちらを推している方は見たことがありませんが。公正証書の場合、残す財産額、相続人の数によって手…

自筆証書遺言書 保管制度利用について注意すべきところ

自筆証書遺言は、ペンと紙と認印があればだれでも無料でできる、100円ショップで完結なんてことも言われてましたが、この保管制度の利用にあたっては少しルールがあるのでご注意ください。 せっかく予約をして、持って行ったのにやり直しとなるのはつらいで…

自筆証書遺言書 法改正で注意すべきところ

前回で自筆しなくよいところが増えて良かったです。というお話を書きましたが、それでも記載にあたって注意すべきところが存在します。できる限り文字数を減らし、遺言者の負担を減らすということは必要ですが、有効な遺言をつくらなければ本末転倒になりま…