前回で自筆しなくよいところが増えて良かったです。というお話を書きましたが、それでも記載にあたって注意すべきところが存在します。できる限り文字数を減らし、遺言者の負担を減らすということは必要ですが、有効な遺言をつくらなければ本末転倒になります。
相続させるのは誰なのか、全ての財産の特定はできているのか。書き間違えた場合、正しい方法で訂正が行われているのか。付言の内容が、適切(特定の人間を攻撃したりしていないか)かなど。
この辺りは多くの事例に触れ、遺言をしっかり研究している専門家でないと難しいところになります。