相続財産を正確に把握するため、金融機関から「取引履歴(取引明細)」を取得することがあります。取引履歴を調べることで、生前に大きな引出しがなかったか、多額の入金が誰からのものか、亡くなる直前に特別な取引があったかなどを確認できます。これは遺産分割の際のトラブル防止にも役立ちます。
取引履歴を取得するには、相続人であることを証明する戸籍類、本人確認書類、金融機関所定の書類が必要です。金融機関によって保存期間が異なり、多くは10年前までの履歴を取得できますが、金融機関によっては5年程度のこともあります。
注意点として、履歴の取得には時間がかかる場合があります。特に複数の支店や複数の銀行に依頼する場合は、早めに動くことが重要です。また、履歴の内容から生前贈与や不自然な出金が疑われる場合は、相続人間の協議が必要になることもあります。
取引履歴は相続の透明性を確保する上で非常に重要な資料です。

