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遺産相続

被相続人ってなに?

被相続人って言葉を聞いただけで、相続の話難しいとなる方もいるかもしれませんが、法律上 何らかの財産を残されて亡くなった方の事をそう呼びます。相続人の反対 みたいなものですね。 平成7年では、この被相続人は年間で100万人もいってなかったようなんで…

亡くなる前にもらったお金 遺産に含まれる? 3

持ち戻しをした場合の計算は、 【相続財産】 6000万円+特別受益2000万=8000万円 【法定相続分】8000万円×二分の一=4000万円 A太郎2000万円 B子4000万円 となります。 但し 遺産分割協議は原則として相続人の同意があれば自由に分け方を決めることができま…

亡くなる前にもらったお金 遺産に含まれる? 2

結論的に言いますと、B子さんの主張が正しいとなります。法律上、生前贈与で渡した財産は、遺産の前倒しのような扱いとなります。ですので遺産分割協議の際はこの分を遺産の中に組み込むということが必要になります。この前渡しの分のことを「特別受益」とい…

亡くなる前にもらったお金 遺産に含まれる? 1

父親が亡くなり、現在母親と子供 A太郎とB子がいます。A太郎が家を購入 その資金の一部として母親が2000万円を贈与しました。この時点で母親の財産は8000万円から6000万円に減ります。そしてこの後母親が亡くなり相続が発生します。 A太郎は、6000万円の遺産…

ペットに遺産を相続させたい 2

ただ動物たちのお世話をするという条件付きで遺産を相続させるという事は可能です。つまり拘束力のある遺言書を作るという方法です。「負担付き遺贈」といいます。 この場合もこの内容をしっかりと実現させるため、遺言書には遺言執行者をつけその負担を確実…

ペットに遺産を相続させたい 1

ペットに遺産を相続させたい、そのようなニーズは強くあります。犬や猫を飼ってるともう家族の一員、目で語り合えるぐらいになってきますよね。そうなってくると気になるのが老後飼っている動物たちが自分の死後どうなるかという事になります。 「ペットに遺…

どうもげせない 借地権 6 タダで返す

相続税評価の段階では、スゴイ金額になっている割には、いざ自分が処分しようとするときには、タダで 何らなら更地にする費用でマイナスになる資産てなんなん?ここが解せないんです。 確かに使用する権利としてはかなり強いです。基本更新できますし(相続…

どうもげせない 借地権 5 タダで返す

◎借地権を売るのは地主の許可が必要⇒どんな人かもわからん人に売られても困る。結果 許可しない。 ◎借地権を買い取ってもらう⇒借地人の要望するタイミングでまとまった金額を準備する地主はまずいない、よっぽどその土地を何かに使いたいというなら別ですが…

どうもげせない 借地権 4 タダで返す

ある本によると「借地権は、ただ借りている権利ではなく、売ることもでき、相続税もかかる所有権に非常に近い権利なのです。だからタダで地主にプレゼントする必要はありません」と書いています。 地主に買い取ってもらうか、他人に売ることもできますよなん…

どうもげせない 借地権 3 タダで返す

ココカラが特に個人的に解せない借地権の仕組みです。一般的には「更地にして地主に返すもの」と地主と地主に絡む不動産屋は主張します。 ただ数千万の価値があり、相続税も払わされるのにタダで返す???と思いますよね。そのうえ更地にするためには、解体…

どうもげせない 借地権 2 借地権の評価額とは

では借地権とはどれぐらいの価値なん?ってことなんですが、まず基本的な算出方法は、路線価を調べます。これはネットで「路線価」を調べると道路1本1本に値段がふられた地図が出てきます。その値段の隣にアルファベットが書いてあり、借地権割合というも…

どうもげせない 借地権 1

前々から何か釈然としないものが残る借地権付の建物。 「土地は借りているだけなので、持っている不動産は家屋だけ、建物にはそんな価値はないし、相続税の心配もいらないよね」という誤解をされている方もいるみたいですが、そんなあなたには借地権という権…

遺産を寄付しますっ!という問題 6 

「家族が揉めるくらいなら寄付します」という方が実際にいますが、寄付先に訴訟を起こすことも可能ですので、相続トラブルを避ける対策にはならないといえます。 ただ相続人が兄弟姉妹だけといった場合は、遺留分がないので非常に有効な手段となりますし、お…

遺産を寄付しますっ!という問題 5 遺留分と寄付

この寄付というものに、大きくかかわるのが遺留分という問題です。相続人がだれもいないから、残す人もいないから寄付します、だったらなんの問題もありません。 そうでない遺言者としては、一部でも全部でも何かしら相続人にたいする遺産を減らしてでも寄付…

遺産を寄付しますっ!という問題 4 

遺言書は、相続人全員が同意をすれば、その内容を変更することは可能です。しかし 遺言書で、ある団体に寄付するというふうに書いてあれば、その団体の了解がなければ寄付する意思がなかったとすることはできません。まぁ相続人以外の人が受贈者となっていた…

遺産を寄付しますっ!という問題 3

遺産の寄付の方法としては、基本は遺言書に記載して実行します。もちろん遺言書を使わず、遺された者たちに遺産を寄付しておいてくれという事はできます。ただ亡くなった後 遺言書が無ければその財産をどう分けようが相続人の自由ですので、実現は難しいよう…

遺産を寄付しますっ!という問題 2

日本ファンドレイジング協会というところの調査によると、40歳以上の日本人の約21%が遺産の一部を寄付してもよいと考えているようです。但し実際に寄付に至る方は1%未満という事なので何らかのハードルがあるのも事実です。 考えられる要素としては ①たく…

遺産を寄付しますっ!という問題 1

自分の全財産を寄付したいという方は増えています。特におひとり様、身内親族が少ない方は自分の死後、自分の財産が国に帰属してしまうぐらいなら、自分の意思で特定の財団に寄付したいと思われるようです。私もユニセフ協会への寄付のお手伝いなどを行いま…

戸籍をとる理由 1

そもそも相続手続において、なぜ戸籍を集めないといけないのか?というところは、戸籍収集に苦戦し始めるころにふつふつと浮かび上がってくる考えです。 相続手続とは、亡くなった方の銀行預金や有価証券といった金融資産を受け取るための手続き、相続人への…

相続・遺産分割に関して 3 評価

評価の厄介なものに不動産があります。とはいえいろいろな算定方法があり、当事者がどこまで納得するかというのが一番のポイントです。 不動産鑑定士という専門家による評価や公示価格、基準値標準価格、固定資産税評価額、相続税評価額など公表されている資…

相続問題 先送りは厳禁です。1-3

相続について事前に考えることも無く、いざ遺産分割の段階になって相続人が権利を主張しあう。こうなってくると相続手続がどんどん長期化複雑化してきます。 遺産が現金をはじめとする金融資産だけだったとしたらまだ取り分さえきまればゴールへ近づいていき…

相続問題 先送りは厳禁です。1-2

相続する遺産の所有権をもっていたのは、当然ながら被相続人(亡くなった方)です。どう処分するのかは本来所有者が決めるべきだと思いますし、その方がもらう側も納得しやすいところもあるかと思います。 少し昔まで家督相続というものがあり、家父長制によ…

相続問題 先送りは厳禁です。1-1

親の代の遺産相続、家・土地がある方が多いのではないでしょうか?特有の問題点がいろいろありますので、この機会に確認をお願いします。【相続問題を後回しにしてしまう】 相続問題を後回しにするというのは、不動産だけの問題ではなく、預金 株 借金含めて…

不動産をめぐる相続トラブル事例集 2-3 実家 売る?売らない? 

しかし長男 次女は、その希望を聞き入れるつもりはありません。自分たちの置かれた状況を考えると金銭としての遺産が欲しかったのです。 「どうして二人ともこんなひどいことを私にゆうようになったのか?」 幼いときから一番面倒をみてきたつもりだった長女…

不動産をめぐる相続トラブル事例集 2-2 実家 売る?売らない? 

すでに結婚して家をでていっていた長男と次女の意見は「この家を売って均等に財産を分けよう」という事でした。ちょうど長男、次女ともに住宅ローンや子供の学費に資金が必要だったのです。 長女の希望としては「ここを出なければいけなくなったら、自分と子…

不動産をめぐる相続トラブル事例集 2-1 実家 売る?売らない? 

もう一つ 事例のご紹介です。長女、長男、次女の3人兄弟姉妹のお話です。昔は家族仲良く暮らしていた家に、今は両親と長女が住んでいます。長女は、離婚後家に一人娘とともに帰ってきました。残りふたりは別に住んでいます。 そうこうしてるうちに両親が他…

不動産をめぐる相続トラブル事例集 1-4 不動産が共有だった!!

「自分にももらう権利がある。売ったお金の4分の1は当然もらう、そうでないなら承諾書に印鑑は押さないから。」旦那さんの弟は、そうきっぱりと言いました。 母親と子供たちは、昔からこの父親の弟と付き合いがあり、「優しい 気のいいおじさん」と思ってい…

不動産をめぐる相続トラブル事例集 1-3 不動産が共有だった!!

旦那さんの兄弟4人のうち2人とは長らく疎遠になっており、居所を探し連絡を取ることが大変でした。そのうちの一人は亡くなっており、その子ども二人が代襲相続者になります。もう一人は海外在住者、この承諾書のやりとりにも労力と時間を費やすことになり…

不動産をめぐる相続トラブル事例集 1-2 不動産が共有だった!!

旦那さんはその土地を自分の父親から受け継いだ土地に家を建てたのですが、その土地は旦那さんの兄弟4人の共有名義になっていたのです。 不動産屋さんからは「共有名義になっているので、名義人全員の承諾が必要です。それなしには不動産の売却も出来ません…

不動産をめぐる相続トラブル事例集 1-1 不動産が共有だった!!

遺された不動産が共有名義であることが発覚したという事例です。旦那さんがなくなり、奥さんと子供二人がいました。子供たちはすでに独立しており、母親一人で住んでいます。子供たちは父親の遺産はすべて母親が相続するという事で納得していました。子供た…