ママちゃり行政書士 遺言 相続専門でやっとります!

豊中の遺言 相続専門行政書士   お役にたてれば 幸いです。

遺産相続

遺産を寄付しますっ!という問題 6 

「家族が揉めるくらいなら寄付します」という方が実際にいますが、寄付先に訴訟を起こすことも可能ですので、相続トラブルを避ける対策にはならないといえます。 ただ相続人が兄弟姉妹だけといった場合は、遺留分がないので非常に有効な手段となりますし、お…

遺産を寄付しますっ!という問題 5 遺留分と寄付

この寄付というものに、大きくかかわるのが遺留分という問題です。相続人がだれもいないから、残す人もいないから寄付します、だったらなんの問題もありません。 そうでない遺言者としては、一部でも全部でも何かしら相続人にたいする遺産を減らしてでも寄付…

遺産を寄付しますっ!という問題 4 

遺言書は、相続人全員が同意をすれば、その内容を変更することは可能です。しかし 遺言書で、ある団体に寄付するというふうに書いてあれば、その団体の了解がなければ寄付する意思がなかったとすることはできません。まぁ相続人以外の人が受贈者となっていた…

遺産を寄付しますっ!という問題 3

遺産の寄付の方法としては、基本は遺言書に記載して実行します。もちろん遺言書を使わず、遺された者たちに遺産を寄付しておいてくれという事はできます。ただ亡くなった後 遺言書が無ければその財産をどう分けようが相続人の自由ですので、実現は難しいよう…

遺産を寄付しますっ!という問題 2

日本ファンドレイジング協会というところの調査によると、40歳以上の日本人の約21%が遺産の一部を寄付してもよいと考えているようです。但し実際に寄付に至る方は1%未満という事なので何らかのハードルがあるのも事実です。 考えられる要素としては ①たく…

遺産を寄付しますっ!という問題 1

自分の全財産を寄付したいという方は増えています。特におひとり様、身内親族が少ない方は自分の死後、自分の財産が国に帰属してしまうぐらいなら、自分の意思で特定の財団に寄付したいと思われるようです。私もユニセフ協会への寄付のお手伝いなどを行いま…

戸籍をとる理由 1

そもそも相続手続において、なぜ戸籍を集めないといけないのか?というところは、戸籍収集に苦戦し始めるころにふつふつと浮かび上がってくる考えです。 相続手続とは、亡くなった方の銀行預金や有価証券といった金融資産を受け取るための手続き、相続人への…

相続・遺産分割に関して 3 評価

評価の厄介なものに不動産があります。とはいえいろいろな算定方法があり、当事者がどこまで納得するかというのが一番のポイントです。 不動産鑑定士という専門家による評価や公示価格、基準値標準価格、固定資産税評価額、相続税評価額など公表されている資…

相続問題 先送りは厳禁です。1-3

相続について事前に考えることも無く、いざ遺産分割の段階になって相続人が権利を主張しあう。こうなってくると相続手続がどんどん長期化複雑化してきます。 遺産が現金をはじめとする金融資産だけだったとしたらまだ取り分さえきまればゴールへ近づいていき…

相続問題 先送りは厳禁です。1-2

相続する遺産の所有権をもっていたのは、当然ながら被相続人(亡くなった方)です。どう処分するのかは本来所有者が決めるべきだと思いますし、その方がもらう側も納得しやすいところもあるかと思います。 少し昔まで家督相続というものがあり、家父長制によ…

相続問題 先送りは厳禁です。1-1

親の代の遺産相続、家・土地がある方が多いのではないでしょうか?特有の問題点がいろいろありますので、この機会に確認をお願いします。【相続問題を後回しにしてしまう】 相続問題を後回しにするというのは、不動産だけの問題ではなく、預金 株 借金含めて…

不動産をめぐる相続トラブル事例集 2-3 実家 売る?売らない? 

しかし長男 次女は、その希望を聞き入れるつもりはありません。自分たちの置かれた状況を考えると金銭としての遺産が欲しかったのです。 「どうして二人ともこんなひどいことを私にゆうようになったのか?」 幼いときから一番面倒をみてきたつもりだった長女…

不動産をめぐる相続トラブル事例集 2-2 実家 売る?売らない? 

すでに結婚して家をでていっていた長男と次女の意見は「この家を売って均等に財産を分けよう」という事でした。ちょうど長男、次女ともに住宅ローンや子供の学費に資金が必要だったのです。 長女の希望としては「ここを出なければいけなくなったら、自分と子…

不動産をめぐる相続トラブル事例集 2-1 実家 売る?売らない? 

もう一つ 事例のご紹介です。長女、長男、次女の3人兄弟姉妹のお話です。昔は家族仲良く暮らしていた家に、今は両親と長女が住んでいます。長女は、離婚後家に一人娘とともに帰ってきました。残りふたりは別に住んでいます。 そうこうしてるうちに両親が他…

不動産をめぐる相続トラブル事例集 1-4 不動産が共有だった!!

「自分にももらう権利がある。売ったお金の4分の1は当然もらう、そうでないなら承諾書に印鑑は押さないから。」旦那さんの弟は、そうきっぱりと言いました。 母親と子供たちは、昔からこの父親の弟と付き合いがあり、「優しい 気のいいおじさん」と思ってい…

不動産をめぐる相続トラブル事例集 1-3 不動産が共有だった!!

旦那さんの兄弟4人のうち2人とは長らく疎遠になっており、居所を探し連絡を取ることが大変でした。そのうちの一人は亡くなっており、その子ども二人が代襲相続者になります。もう一人は海外在住者、この承諾書のやりとりにも労力と時間を費やすことになり…

不動産をめぐる相続トラブル事例集 1-2 不動産が共有だった!!

旦那さんはその土地を自分の父親から受け継いだ土地に家を建てたのですが、その土地は旦那さんの兄弟4人の共有名義になっていたのです。 不動産屋さんからは「共有名義になっているので、名義人全員の承諾が必要です。それなしには不動産の売却も出来ません…

不動産をめぐる相続トラブル事例集 1-1 不動産が共有だった!!

遺された不動産が共有名義であることが発覚したという事例です。旦那さんがなくなり、奥さんと子供二人がいました。子供たちはすでに独立しており、母親一人で住んでいます。子供たちは父親の遺産はすべて母親が相続するという事で納得していました。子供た…

不動産の相続はトラブルが多いのです。-5

遺された財産のうち金融資産がほとんどなく、不動産がたくさんあった場合相続税の支払いに苦労するということもあります。 相続税の支払いは、被相続人がなくなられてから10カ月後には行わないといけないですが、遺産分割内容が決まってから不動産の売却を…

不動産の相続はトラブルが多いのです。-4

遺された財産のうち金融資産がほとんどなく、不動産がたくさんあった場合相続税の支払いに苦労するということもあります。 相続税の支払いは、被相続人がなくなられてから10カ月後には行わないといけないですが、遺産分割内容が決まってから不動産の売却を…

不動産の相続はトラブルが多いのです。-3

相続税評価額である路線価が同じだったとしても、土地の形状、接道条件、近隣の環境、建物の古さ新しさ、修繕の必要性などなどその実勢価値は変わってきます。 不動産の価値は、買い手と売り手の関係で決まるので、客観的な尺度で測ることがとても難しいとい…

不動産の相続はトラブルが多いのです。-2

相続財産のすべてが預貯金や株式、投資信託などの金融資産であれば、無用なトラブルは避けることができます。法定相続分によらない分配割合で揉めている場合は別ですが、分けるという事に関してはスッキリ切り分けることができます。 問題は不動産です。不動…

不動産の相続はトラブルが多いのです。-1

日本の相続財産のメインは不動産です。 以前 このブログでも「うちには争うほどの財産がないから大丈夫」というお話で、家庭裁判所の調停では75%が5000万以下の財産で揉めてるんですよというお話をしました。 そしてその内訳の半分弱が土地・家屋といっ…

家族信託について 17

どのような仕組みにもメリット・デメリットは存在します。その中で他の相続手法といかに組み合わせていくかというのがポイントになってきます。 家族信託と成年後見、遺言、生前贈与、生命保険など 様々ありますが、ご家族のおかれた状況によって何を当ては…

家族信託について 16 デメリット その5

あと個人的に思うところですが、家族信託のキーになってくる受託者たる親族の確保というのが今後も可能なのかどうかという点です。 少子化が進み、その受け皿となる者の絶対数は減る一方です。 受託者に求められているものは、財産管理や場合によっては資産…

家族信託について 15  デメリット その4

家族信託がまだまだ新しい仕組みで、税務上・判例上の取り扱いが確定していないというところも不安材料の一つではあります。恐らく法律上はこういう解釈になるであろうということは想像できるのですが、判例といった指針になるものがまだまだ少ないので、慎…

家族信託について 14 デメリット その3

一部税務メリットが受けられないということもあります。 一つが「損益通算の禁止」という点です。 受託者である子が管理する信託不動産と、信託財産に入れていない(親自身が管理する)所有権の不動産とを併用して持っている場合、信託不動産において年間を…

家族信託について 13 デメリット その2

家族信託の設計や信託契約書は、複雑かつ難解なところがあります。体系的に信託法や民法を学ばすあやふやな知識で、また現状ある商事信託をそのまま利用した契約書などの転用では大きな失敗が生じる可能性もあります。 また家族間での意思疎通、仕組みへの理…

家族信託について 12  デメリット その1

家族信託のデメリットについてもお伝えしていきます。 初期コストがかかるという点です。①専門職のコンサルティング報酬②公証役場の手数料③司法書士の登記手続き報酬④登録免許税・登記事項証明書等の実費 とこの辺りの費用が掛かってきます。専門職のコンサ…

家族信託について 11 メリット 不動産の共有

不動産を複数の子供に平等に相続させたいと望まれる方は多くいます。登記簿上 共有として登記することも可能です。 しかし不動産を共同相続することはあまりお勧めできるものでありません。特に配偶者や子のいる兄弟同士で不動産を共有することは、将来その…