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2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

認知症について  8 中核症状と周辺症状

こういうことがあると認知症の方は怒ったりふさぎこんだりしてしまいます。まぁ当然といえば当然ですね。ある本によると認知症の方の感覚としては、見知らぬ国の空港へ突然連れてこられ、一人ぼっちにされたようなものらしいです。言葉が通じない、見たこと…

認知症について  7 中核症状と周辺症状

中核症状はその認知症の特徴的な主要な症状を指し、周辺症状はその中核症状に関連するさまざまな症状や変化を指します。この中核症状にたいして周囲の人がどのように対応していくかで、周辺症状の起こり方がかなりかわってくるといわれています。 認知症とい…

認知症について  6 中核症状と周辺症状

周辺症状は、中核症状以外の様々な症状や変化を指します。これらの症状は中核症状に関連して現れることがあり、病気の進行や個々の患者の特定の特徴を反映するものです。 例えば 認知症患者が不安や抑うつになること、幻覚や錯乱が生じること、日常生活のス…

認知症について  5 中核症状と周辺症状

各症状には、中核症状と周辺症状というものがあります。 中核症状は、特定の認知症において特に顕著で主要な症状です。これらの症状が他の症状よりも顕著に表れ、その認知症の特定のタイプを識別するのに役立ちます。 ちなみにアルツハイマー型認知症では主…

認知症について  4 認知症の種類

③前頭側頭型認知症:特徴: 主に前頭葉や側頭葉が影響を受けます。個性の変化や社会的な行動の制御が難しくなり、冷静な判断や感情の調整に問題が生じることがあります。④レビー小体型認知症:特徴: 脳に「レビー小体」と呼ばれる異常なタンパク質がたまります…

認知症について  3 認知症の種類

認知症と言われるものの代表的なものにいかがあげられます。①アルツハイマー型認知症:特徴: 主に記憶力の低下が見られます。患者は親しい人の顔や出来事を思い出すことが難しくなります。また、判断力や言葉の理解も影響を受けることがあります。②血管性認知…

認知症について  2

認知症の原因の一つとされるアミロイドβというたんぱく質が脳にたまっていきアルツハイマー症になるといわれていますが、50代ぐらいから徐々に進み70代くらいから発症するそうです。でも人によっても差が大きく発症する人そうでない人様々です。認知症という…

認知症について  1

相続手続や遺言書、任意後見や家族信託 多くのことについて関係してくる認知症についてのお話です。ただ専門的なお話になってくるとかなり難しくなったり、私自身の理解も追いついていないところもありますのでご容赦ください。 私の母親が認知症と診断され…

高齢化と相続の問題 9

認知症と遺産分割協議の問題を回避する為の方策として一つあるのが遺言書です。遺言書は遺言者の意思が最優先され、遺言執行者によって手続きが進められていきますので、相続人に認知症の方がいても問題はありません。遺言執行者の責務として、相続人に対し…

高齢化と相続の問題 8

三つ目は、遺産分割協議を行なうための法定後見人だとしても、その後見人は、生涯相続人の後見人として就くことになります。毎月の費用が2万円~3万円程度(資産によって変わります)認知症は進行していきますが、完治することは現状ありません。また長期に…

高齢化と相続の問題 7

二つ目は、成年後見人は、相続人の利益を確保するために存在し、それを家庭裁判所が監督しますので、家族の事情を加味してくれないところです。法定相続分以上の割合を確保しないと遺産分割協議は終結しないという事ですね。 遺産が居住している不動産がメイ…

高齢化と相続の問題 6

では認知症の方が相続人である場合、どうすればいいのか?一つの解決方法としては成年後見人をたて代わりに遺産分割協議に参加してもらう方法です。 しかしデメリットがいくつか存在します。 一つ目は、成年後見人の申立てから選任までに数カ月かかること。…

高齢化と相続の問題 5

身元の特定の他に相続手続を難しくしているのが認知症の問題です。認知症の発症は、60代から増え始めて85歳以上では4人に一人は認知症ともいわれています。重度の認知症になってしまうと遺産分割協議には参加できません。また重度でなかったとしても認知症の…

高齢化と相続の問題 4

そして代襲相続です。兄弟姉妹の場合 甥姪までは相続人の権利を持ちますので遺産分割協議をする場合は連絡をとらないといけません。住所を調べて事情を説明してというのを郵送でやりとりするとなると数週間かかる場合があります。運よく電話連絡先が分かった…

高齢化と相続の問題 3

相続人を特定するためには戸籍を集めていくという作業になります。被相続人の出生から死亡までの戸籍が必要というのは、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、ご兄弟が亡くなれている場合も同じく出生から死亡までの戸籍を集め、代襲相続者を確定する必要…

高齢化と相続の問題 2

高齢化が進みますと相続手続についてもいろいろな問題が生じてくることがあります。 まず挙げられるのが、相続人の特定が難しくなる点です。常に付き合いのあるような関係だったらよいのですが、20年30年音信不通などになるとどこに住んでいるのか生きている…

高齢化と相続の問題 1

亡くなる方が高齢化傾向にある中、その相続人も当然ながら高齢者となる傾向にあります。ここで現れてくるケースに2つのパターンがあります。①被相続人(亡くなられる方)が90代以上となってくると相続人である子供は、60代から70代という可能性があります。②…

遺言書に書けるのはコレ  11 

最後に遺言書に書けることとして付言事項(ふげんじこう)というものがあります。これは法的には効力がありませんが、遺言書が相続人達の混乱を招きそうな内容であった場合、不満が出てきそうな場合など、その理由や想いを遺言者から説明するためのものです。…

遺言書に書けるのはコレ  10

⑩祭祀主宰者の指定 仏壇や墓といったものを守っていってもらう人を指定することができます。また葬儀・法事なども同様です。意外と労力や金銭的なコストがかさみますので、その負担を軽減できるように別途 財産配分などで配慮が必要です。 ⑪特別受益の持ち戻…

遺言書に書けるのはコレ  9  

⑨相続人相互の担保責任の指定 相続財産の一部の評価額が下落し、それをもらった相続人が損をした場合に、損失分を他の相続人の分から補填したりするという指定です。あまり聞いたことはないですが、まぁこんなこともできるという程度で覚えておきましょう。 …

遺言書に書けるのはコレ  8  

⑧遺産分割の禁止 5年までという制限はありますが、遺産分割自体をとめることができます。財産としてはいったん共有となり、相続税の申告が必要な場合は仮に法定相続分割合で納めます。 相続人が未成年であった場合などに利用されることがあります。

遺言書に書けるのはコレ  7

⑦遺産分割方法の指定 遺言者が望むような分割方法を指定する方法を指定できます。全てお金に換えて分けてほしいとか、この家と土地は妻に、株は長男にといった感じです。先祖伝来の土地といった場合、売って欲しくない長男についでほしいという希望も出てき…

遺言書に書けるのはコレ  6

⑥相続分の指定 特定の相続人について法定相続分と異なった取得割合を指定すること。 長男に8割、次男と三男には1割ずつ相続させる。といった指定の仕方の遺言書です。ここで加味しないといけないことは遺留分の存在です。どれだけ偏った指定をしても法定相続…

遺言書に書けるのはコレ  5 

⑤相続人の廃除 特定の相続人について相続権を失効させる廃除の手続き請求を取らせることができる。相続人を廃除するというのは、遺言者に対する虐待など明白な要件が求められますが、それを死後遺言書の発効後となるとさらに難易度は上がってしまいます。も…

遺言書に書けるのはコレ  4

④未成年後見人、未成年後見監督人の指定 相続人の中に未成年の子供がいる場合、後見人を指定できます。また後見人にたいする後見監督人を指定することができます。残されていく相続人が、まだまだ幼い場合など信頼できる身内などを指定してお願いしておくと…

遺言書に書けるのはコレ  3

③遺贈 これは法定相続人以外の者を財産の受け取り人にすることをいいます。法人や団体などへの寄付なんかもこれにあたります。遺言書に書く文言も、相続人には相続させる、他には遺贈するというのが基本です。一部相続放棄の観点から、意図的に相続人に遺贈…

遺言書に書けるのはコレ  2 

②遺言執行者の指定 遺言書の記載事項を確実に実行してくれる人を指定します。遺言書を作成をお手伝いする場合基本遺言執行者は設定します。これは遺言執行の手続きをする際に、スムーズに進めていくためには必要です。ご家族の中で中心となる人物や利害関係…

遺言書に書けるのはコレ  1

遺言書、遺書、エンディングノート 似たようなののがありますが、遺言書だけに許された法的な効力をもつ事項について 少し丁寧に見ていきたいと思います。 ①子の認知について 生前認知していなかった子を死後に認知し、財産を相続させることができます。これ…

相続トラブルを回避する切札 8

遺言書を書いてもらうにあたってですが、一人っ子の場合は問題ないですが、兄弟姉妹がいる場合は抜け駆けして遺言書を書かせたとならないようにご注意をお願いします。 できれば兄弟姉妹 相続人すべてがそろった状況で話ができるような場がベストです。ただ…

相続トラブルを回避する切札 7

お墓のことや葬儀に関することなどは、残された相続人だけで判断することは難しいこともあります。この辺りを事前に聞いておくだけでもおおきな助けとなります。また自然と相続の話をするきっかけとなるというメリットもあります。ただしあくまでも親の意向…