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2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

相続人の欠格事由について 2 

①故意に被相続人または相続について先順位もしくは同順位にある者を死亡するに至らせ、または至らせようとしたために、刑に処せられた場合。 自分が有利に相続するために、周りの誰かを殺害したという事ですね。たとえ死亡に至らなくて、事前に逮捕されたと…

相続人の欠格事由について 1

相続において 欠格、つまり相続人としての資格を失うという事があります。相続人が被相続人(亡くなった方)の権利義務を承継させるにはふさわしくない行為を行った場合、相続人資格を奪うというものです。相続権が無くなるという強い行為ですので、亡くなっ…

未成年、成年被後見人(認知症など)がいた場合の協議は?

相続人ではあるけれど遺産分割協議には参加できないかたもいます。未成年・・・ 親が法定代理人となりますが、その親も相続人に場合は、裁判所で特別代理人を選任してもらう必要があります。成年被後見人(認知症や障害がある方)・・・ 成年後見人をたてる…

相続人を一部除外 遺産分割協議は成立する?

遺産分割協議は、相続権を持っている相続人全員による協議というのが原則です。なので一部除外された状態でおこなった協議は無効となります。相続人がどこにすんでいるのかわからない、連絡がつかないといった場合でも除外したまま協議をすれば無効となりま…

相続回復請求権 遺産分割協議

遺産分割は、相続権のある相続人でおこなわれるという事でしたが、実際相続権がないのに相続分割に関わったり、実際に遺産を承継したりという事が起こる場合があります。虚偽の出生届により戸籍上亡くなった方の子供になっている人や無効な養子縁組をされた…

遺産分割協議書の作り方 12

遺産分割協議書は、相続人の合意を形にして後々揉めないように記録として残しておくという意味合いがあります。法的にも有効な内容と書式を押さえておきましょう。 また不動産の登記や税務申告に必要な遺産分割協議書には少し細かいルールも有りますので、も…

遺産分割協議書の作り方  11 相続放棄

遺産分割の時になって相続放棄という方法もあります。これは遺産相続を一切しない(プラスもマイナスも)、という意思表示を家庭裁判所で申述することにより実現します。ただしここで注意しないといけないことは、最初から相続人ではなかったという扱いにな…

遺産分割協議書の作り方  10 相続分の割合

これは基本的に自由です。いちおう法的な目安として割合を以下添付しますが、相続人の人間関係、相続するモノ(不動産、車)によって分け方は変化すると思います。 もし相続人の方に、亡くなられた方の奥様がいるような場合は今後の生活も有りますし、二次相…

遺産分割協議書の作り方  9 相続人の範囲と順位

2 第二順位は、直系尊属 つまり亡くなった方のお父さんお母さんです。3 第三順位は、亡くなった方の、兄弟姉妹です。 この順位というのは、あくまで高順位の相続人がいない場合に、その御鉢は回ってきますので、配偶者と子供がいる場合は、兄弟姉妹にその権…

遺産分割協議書の作り方  8 相続人の範囲と順位

配偶者は常に相続人となります。愛人はなりません。 残りの血族相続人にはそれぞれ順位があります。1 子供は第一順位になります。実子だけではなく養子も同じです。また前婚の子供も同じ扱いになります。何度も再婚をしてそのたび毎に子供がいる場合は、遺産…

遺産分割協議書の作り方  7 相続人

1、胎児おなかの中にいる赤ちゃんには、相続権があります。つまり生まれたものと見なして、他に子供がいたとしても同様の権利があるとなります。但し無事に生まれるという条件は必要です。 2、代襲相続被相続人が亡くなった時点ですでに相続人となる人が死亡…

遺産分割協議書の作り方 6  相続人

遺産分割協議をするためには、まず協議に参加する人を確定しないといけません。相続人は被相続人の死亡により被相続人の財産上の地位を承継する資格を持つ人の事を言います。つまり亡くなった人の身近な人だったら誰でもいいとはならないという事ですね。遺…

遺産分割協議書の作り方 5 捨印

遺産分割協議書には捨印を求められることもあります。 捨印とは、文字の訂正に備えて、契約書等の余白部分にあらかじめ当事者が押印することをいいます。捨印を押しておくことで、あとで遺産分割協議書の記載に誤りが見つかった場合でも、再度作り直すことな…

遺産分割協議書の作り方 4 契印

遺産分割協議書は、具体的に詳細を書き記す必要があります。不動産なら土地、建物を分けて登記上の明細、銀行の場合は銀行名、支店名、種類、口座番号など。複数の財産がある場合は、協議書じたいも複数にわたる場合があります。 その時は、各ページが一体で…

遺産分割協議書の作り方 3 認印か実印か?

しかしこの遺産分割協議書というのは、不動産、一部銀行、税務申告、車の名義変更などいろいろな場面で使われます。なぜならその手続きをして本当に正しいのかどうかという担保になるからです。第三者が判断するのに重要という事ですね。またそこでその合意…

遺産分割協議書の作り方 2 認印か実印か?

遺産について、何をどの相続人がもらうかということに合意が成立すると、その内容を「遺産分割協議書」という書面にする必要があります。 遺産分割協議書には、遺産分割の具体的な内容を記載したうえで、相続人各自が署名または記名して押印する必要がありま…

遺産分割協議書の作り方 1

相続が発生した時、まず確認しないといけないことは、遺言書があるかどうか 調べることです。現物があればそれをもとに相続を進めていくだけですが、無い場合。 生前 亡くなった方が遺言書を作ったよと言っていた ケドない、作ってたような気がするといった…

遺言書でできること 6 法定遺言事項

◎子供の認知生前はしにくかった愛人の子供を認知することもできます。ただ相続人にとっては寝耳に水のような話でもあるので、争いになることも有ります。◎未成年者の後見人の指定遺言書で残していく子供が未成年だった場合、その後見人として自分の信頼でき…

遺言書でできること 5 法定遺言事項

◎遺留分の負担の指定遺留分をだれが負担するか、その配分なども指定することできます。◎遺贈財産を相続人でない第三者に指定して送ることができます。寄付として財団などにもこの遺贈はすることができます。◎遺言執行者の指定遺言内容を実現するために遺言執…

遺言書でできること 4 法定遺言事項

◎推定相続人の廃除、廃除の取り消し 廃除というのは、被相続人(この場合遺言者)をひどい虐待、侮辱、暴力行為などをした相続人(第一、第二順位まで)を法的に相続権を奪うことを言います。またその廃除を取り消すということも遺言書でできます。こういっ…

遺言書でできること 3 法定遺言事項

◎特別受益者の持ち戻し免除通常 特別受益をもらった人は、相続する遺産からその分は省かれます。特別受益というのは、生前に遺言者から結婚資金やマイホーム資金などをもらうことを言います。つまり家族の中で不平等なお金などをもらっていたので、減らされ…

遺言書でできること 2 法定遺言事項

◎相続分の指定・指定の委託法定相続分(民法で定められた妻二分の一、子ども二分の一など)とは異なる相続分を決めたり、その決定を委託すること。 長男 Aに20% 長女 Bに80%といった感じですね。 ◎遺産分割方法の指定・指定の委託遺産分割の方法を決めたり…

遺言書でできること 1 何をかいてもいいの?

実際のところ遺言書に何を書いてもいいのか?という疑問はあると思います。何を書いてもいいといえばいいのですが、法的に有効になるものというのが存在します。民法で定められている「法定遺言事項」というものです。 「俺が死んでも再婚しないでくれ」「葬…

よく誤解されている 質問 相続人が認知症の場合 2

回答 認知症など判断能力に問題の生じている方は遺産分割協議への参加はできません。家庭裁判所に成年後見人の選任を依頼する必要があります。その方に代理で参加いただくという事になります。後見人は、原則相続人が不利にならないように法定相続分の確保を…

よく誤解されている 質問 相続人が認知症の場合

質問 夫の遺産分割協議をするにあたって、相続人を特定したところ、夫の兄が2年前から認知症になっていました。現在は、その奥さんが介護をしていますが、正常な判断は難しそうです。人の良さそうな奥さんなので、代理で遺産分割協議に参加してもらおうと思…

よく誤解されている 質問 回答 未成年者の相続人

質問 夫が最近亡くなり、相続手続にあたり遺産分割協議というものをしなくてはならなくなりました。未成年の子供がひとりいます。代理人が必要というのを聞いたんですが、私の親でも大丈夫でしょうか? 回答 祖父母であれば大丈夫です。未成年者には特別代理…

よく誤解されている 質問 回答  愛人の子供 

質問 私の父と母は結婚をしておりません。父には他に家庭があります。認知はされています。愛人の子どもという扱いになりますが、私には父の相続権がありますか? 回答 相続権はあります。また以前は、結婚していない男女に生まれた子供は、結婚している夫婦…

よく誤解されている 質問 公正証書遺言のときの証人 2

残念ながら証人になれない要件が存在します。 ◎推定相続人やその親族◎公証人の配偶者やその親族◎未成年は公証人になれません。なので身内である娘、弟もダメですね。相続において利害関係がある親族はダメという事です。 遺言内容によっては、財産の内容や誰…

よく誤解されている 質問 公正証書遺言のときの証人 1

公正証書作成のときに証人を二人用意するように言われました。公証役場でも紹介してくれるようなのですが、全く知らない人も嫌だし、別にお金がかかるのも嫌です。 なので 自分の娘と弟を連れて行こうと思っています。問題ありますか?

よく誤解されている 回答 遺言紛失 2

いくら探しても見つからない場合は、新しく作るのが賢明です。結果的に出てこなかった、相続時に遺言書が無かったといったほうが問題です。 基本的には、新しく作られた遺言書が優先されますが、内容がかぶっていたり、そうじゃなかったりすることでトラブル…