そして最後 コツの三つ目です。
相続人間での秘密はできるだけ避けるということです。
「あなたに生前贈与をするけど、他の兄弟にゆうとけんかになるから秘密にしときなさい」というケースがあります。これは昔でゆうとお菓子あるけど みんなの分がないので あんただけやで、内緒にしときや みたいなもんです。他にも特定の相続人を生命保険の受け取り人に指定しておき、他の相続人に秘密にしておくということも考えられます。
本人同士では、しゃべらなければバレないと簡単に考えますが、後々 なにかの拍子にバレるということはありがちです。その最たる例が相続税の申告です。結果的に払わなく良かった場合でも調査段階で発覚なんてこともあります。相続税の申告書には三年以内の生前贈与、生命保険の受け取り人とその金額を記載しなければなりません。
後でバレた場合、相続間 もしくは亡くなった方への猜疑心、嫉妬、妬みが増幅し、本来揉めずに済んだ親族がもめてしまい、関係が永久に断絶なんてことにもなりかねません。