最近 空き家というのが社会問題として取りざたされています。長期間、住む人も管理することもなく放置された空き地には様々な問題があります。
庭木や雑草がぼうぼうになったり、ごみが放置されて不衛生になったり、また建物が老朽化して倒壊の危険が出てきたりといいことなしです。そういう状況になると不法侵入者が入り込み、犯罪の発生なんていった怖いことにもなりかねません。
いろいろ理由もあると思いますが、典型的な一つのパターンとして認知症が絡んでいる場合があります。
一人ぐらしの親が施設に入所、そして認知症の発症。子供は遠方にいて家の手入れができない。家の処分をしたいが、名義人が認知症の親になっているので、不動産売買ができない。
また 夫に先立たれた妻が認知症になり、相続手続ができず、名義が夫になっているケースなど。