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豊中の遺言 相続専門行政書士   お役にたてれば 幸いです。

遺言

遺言書を書く準備から始めていきます  1

遺言書があってもいいなと思っていただいたという前提で、遺言書を作成していく流れを見ていきたいと思います。 まずは【情報の整理】です。遺言者となるあなたの財産をピックアップしていきましょう。財産は現在あるもので、実際遺言が実行されるときにある…

遺言書はなぜ必要ですか? 4

◎遺言事項という民法で定められた、法的効果をもつ事項を定めることができます。例えば【死後認知】 生きている間には、出来なかった認知を遺言書で残すことができます。【埋葬に関する事項】 こういった葬儀や埋葬方法にしてほしいといったことを記載するこ…

遺言書はなぜ必要ですか? 3

お子さんがいらっしゃらず、配偶者だけだった場合 戸惑われるかたがいらっしゃいます。銀行にお金をおろしに行こうとしたときに初めて、他の相続人の存在をつげられるケースです。 亡くなった旦那さんのご兄弟がいて、疎遠であったり険悪な関係にあったりし…

遺言書はなぜ必要ですか? 2

◎死後 家族の紛争を回避することも可能です。 遺言書があれば、家族や相続人はあなたの意図を知り、紛争や混乱を回避できます。遺言書がない場合、法的な手続きが複雑化し、家族にとってはストレスの原因になる可能性があります。 遺言書が無い場合は、残さ…

遺言書はなぜ必要ですか? 1

遺言書がなぜ必要なのかというのは、多くの方が疑問にもつところだと思います。遺言書は、個人が死亡した場合に財産や遺産の処分、配分を希望通りに行うためには有効な文書だといえます。 まずその理由を挙げていきたいと思います。 ◎自分の財産の行き先を決…

デジタル遺言って存在するの?

デジタル遺言というのはスマホやパソコンなどデジタル機器を使ってデータとして残したものです。文字や動画などで自分の死後のことを託すという感じですが、遺言というよりは、エンディングノートに近いものかもしれません。 しかし 現在の民法では、デジタ…

遺言執行者について 3 義務

強い権限がありますので、それにともない義務も生じます。①執行者に就任した段階直ちに任務を開始しなければなりません。②相続人に対し遺言内容と就任の通知義務があります。③財産目録を遅滞なく作成し、相続人に交付する④善良な管理者の注意義務(財産をし…

遺言執行者について 2 権限

民法1012条に 「遺言に示された遺言者の意思を実現するため、相続財産の管理その他執行に必要な一切の行為をする権利と義務を有する」と書かれています。そのため相続人が遺言執行の妨害をしようとしてもそれを排除することが可能です。 そして遺言執行者が…

遺言執行者について 1

清算型遺言で遺言執行者の責務と重要性を述べたので、あわせて遺言執行者についてご説明をしたいと思います。 遺言執行者は、遺言内容を実現するために職務を担い様々な手続をしていきます。 遺言執行者は、遺言書で指定されるか、相続人の申出により家庭裁…

清算型遺言とは何ですか?  2

清算型遺言で遺言執行者が実行する職務はいかになります。【不動産の占有、管理】 遺産のなかでも大きなものとして不動産があります。これを売却換価するにあたって、しっかり管理する必要があります。相続人の誰かが勝手に登記し売却しないようにする必要が…

清算型遺言とは何ですか?  1

これもおひとり様遺言では良くある形式の遺言書です。遺産を全て売却換金して、その換価したお金からすべての債務(税金や葬儀費用など)を弁済した後、その残額を相続人に分配したり寄付したりといったものです。 清算型遺言は、遺言者の意思の元 実行すべ…

遺言で寄付をする場合 3 注意点

寄付するにあたっての注意点は、まず相手先に寄付をうけることができるのかの確認です。 多くの団体では、金銭のみの受付です。不動産をそのまま寄付として受け付けるところは少ないと思われます。また親族間で紛争がありそうとかその寄付には遺留分侵害額請…

遺言で寄付をする場合 2 相手先

寄付の相手先としては、◎自分が住んでいたり出身である地域の自治体(市区町村、都道府県)◎自分がお世話になっていた団体(病院や介護施設)、趣味の団体な◎出身学校(大学や高校)◎自分が信じる宗教団体、お寺や神社◎社会貢献団体 ユニセフや赤十字など ペ…

遺言で寄付をする場合 1

おひとり様の遺言のところでも少しお話しましたが、今回は寄付を前提とした遺言書についてです。相続人がいなかったりした場合 原則 国へ財産はいきます、また相続人がいれば疎遠であろうと仲が悪かったであろうとそちらにいきます。それはイヤだと考える方…

ペットの世話を依頼する遺言 5

ただし遺言書は、遺言者からの一方的な意思表示という形式のものですので、事前に相手先に了解を得ておく必要があります。また遺言執行者には、その負担履行がしっかりされているか確認をしてもらう必要もあります。 最後に このペット飼育についてどうして…

ペットの世話を依頼する遺言 4

②と③は、相手との契約関係を結ぶという事ですので、今回は①の遺言書でペットの飼育をお願いするという説明をしていきたいと思います。 負担付き遺贈という遺言書は、ペットの飼育をしてもらう代わりに自分の遺産の中から金銭などを贈与するという事です。負…

ペットの世話を依頼する遺言 3

では遺言書でペットに関して記載していくにあたっては、まず誰に頼むのかというのが最初にして最大の難問となります。愛するペットが安心して余生を送れる、安心して任せられる相手というのが必要です。相続人の中から選ぶのか、友人や外部の人間から選ぶの…

ペットの世話を依頼する遺言 2

まず前提として、ペットは法律上「物」として扱われます。「まっなんてヒドイっ」と思われるかもしれませんが仕方がありません。しかし生きているものですので、法的には飼育者にはいろいろな責任がありますし、出来る限りその動物が命を終えるまで適切に飼…

ペットの世話を依頼する遺言 1

かわいいですよね、ペット。ネコやイヌなどは長年飼っていると人格を持っているのかというぐらい気心が知れてきます。 犬も猫も家で飼っていると平均寿命は15年前後と言われています。60代70代以上の人がペットを飼い始めた場合、ペットの方が長生きするとい…

関連で墓じまいについて 3

遺言書の中で墓じまいを遺言者が示唆することによって祭祀主宰者としては、墓じまいを進めやすくなることもあります。どうしても墓じまいについては、家族、親族のそれぞれの考え方想いがありまとまりをつけにくいのですが、亡くなった方の意思を尊重したい…

関連で墓じまいについて 2

墓じまいを行うにあたっては、まず現在のお墓の埋葬証明書、そして新たな遺骨の受け入れ先の受入証明書(使用許可証)が必要です。役所への改葬許可申請などの手続きも必要です。(散骨などは除く) 墓石を撤去して更地にするための業者手配もあります、がこ…

関連で墓じまいについて 1

墓じまいとは、現在もっているお墓を撤去して、埋葬されている遺骨を取り出して、墓地管理者に返すことを言います。その際には更地にして返すことになります。 現在、永代供養墓を設ける寺院が増えてきています。最新の設備を備えたもの(立体駐車場のような…

関連で葬儀や埋葬方法について 3

埋葬方法についてもいろいろこだわりや変化があります。先祖の墓には入りたくない人も増えています。永代供養のあるお寺におねがいしたり、海洋散骨、樹木葬などを希望されるかたもいらっしゃいます。 大阪には一心寺というお寺があり、ここは宗派問わず合葬…

関連で葬儀や埋葬方法について 2

こういったことを防ぐため、葬儀や告別式、埋葬方法などの希望は、エンディングノートに書いておくか近親者にしっかり伝えておくか、おひとり様などの場合は特に 死後事務委任契約を結びしっかりと実現に向けての準備をしておく必要があります。 最近の傾向…

関連で葬儀や埋葬方法について 1

葬儀や埋葬方法について、遺言者としてはいろいろ希望もあるかと思います。しかし遺言書で書けることは一方的なお願いですので実行してもらえるのかどうかは不安です。また遺言書が最初からオープンにされていれば別ですが、もう葬儀がおわったしまった後に…

遺言での祭祀承継 5

ただ遺言で祭祀承継者に指定されたからといって、絶対しないといけないという法律的な義務が発生するわけではありません。放棄することもできるわけです。 また承継者がどのような方法で行っていくのかも裁量に任されていますので、遺言でどれだけ特定されて…

遺言での祭祀承継 4

では今はどのように祭祀主宰者が決められるかという事ですが、①被相続人(遺言者)兼 現祭祀主宰者の指定②慣習③家庭裁判所の審判の順番によって決められます。ここに入っていませんが、現在では親族間での押し付け合いというのもあるかと思います。押し付け…

遺言での祭祀承継 3

祭祀主宰者というのは、この祭祀財産を守っていく人ですね。昔なら家督相続を受けた人物(後継ぎの長男?)でしょうか。家督相続をうけた人というのは、全財産を引き受けますので、その一部として当然だったのかもしれません。財産の中からその費用も十分捻…

遺言での祭祀承継 2

祭祀財産とは、正確にゆうと系譜、祭具、墳墓の3種類を言うらしいです。今の時代あまりすべてが揃っている家庭というのも少ないような気がしますが。 個別にみていくと系譜というのは、家系図みたいなイメージですね。祭具というのは、位牌や仏壇など、墳墓…

遺言での祭祀承継 1

祭祀承継というのは、仏壇や遺骨、お墓などを引き継ぐという事ですね。こういったものは、財産に含まれず相続税の対象とはなりませんが、残された家族にとっては結構大きな問題です。維持 管理のための費用も掛かりますし、自分たちの子供にも負担させること…