ママちゃり行政書士 遺言 相続専門でやっとります!

豊中の遺言 相続専門行政書士   お役にたてれば 幸いです。

相続手続

よく誤解されている 質問 戸籍 2

戸籍集めご苦労お察し申し上げます。通常は亡くなられた方の出生から死亡までという戸籍が必要になりますが、ご兄弟の場合はその父母のものまで必要になります。 本来出生から死亡までの戸籍に関しては、相続人を確定するために重要な情報となります。前婚時…

よく誤解されている 質問 戸籍 1

子供のいない兄が無くなり、残った兄弟で遺産分割をすることになり、戸籍を集めるように言われたんですが、兄だけではなく親の戸籍も出生から死亡まで必要と言われ、結果的に明治時代までさかのぼりました。一部遠隔地からも集めましたし、なかにはもう廃棄…

よく誤解されている 質問 廃除 2

回答 お気持ちはわかります。しかし実家に帰ってこないという程度では相続人の廃除は出来ません。ご本人に対する重大な侮辱、虐待、著しい非行、犯罪行為を行っているといった要件が必要になります。お子様を通じて、娘さんの考えを探り関係修復を図るか、遺…

よく誤解されている 質問 廃除 1

質問 子供が3人います。そのうちの娘が実家に戻ってこず、10年間私と音信不通です。妻が最近亡くなりましたが、その介護も一切手伝いませんでした。もう親子の縁を切ったつもりでいます。兄弟とはたまに連絡を取っているようですが。 以前なにかで廃除という…

よく誤解されている 質問 相続放棄 2

回答 そういう状況でしたら、少しでも早くその不安を取り除きたいですよね。しかし相続放棄は、誰かが死亡した時に発生する相続を放棄する手続きですので、事前に行うという事はできません。相続が開始してから3か月以内に家庭裁判所に相続放棄の申述をしな…

よく誤解されている 質問 相続放棄 1

質問 父親に現在多くの借金があり、まだ知らないものもあるかもしれません。財産として自宅がまだ残っていますが、売ってしまっても借金のほうが多いと思います。また後から借金取りの催促があったらとおもうと不安です。先に相続放棄の手続きをしてしまいた…

相続放棄の件数は、増えてるらしいです。3

親の相続放棄をすると、最初から相続人ではなかったという事になり、子どもたちなども対象から外れます。なので子供たちへは、その借金の督促はいかないことになります。つぎは第二順位の祖父母、第三順位の兄弟姉妹へと移っていきます。義務ではないですが…

相続放棄の件数は、増えてるらしいです。2

この相続放棄の期限は、自信に自身に相続が発生したことを知った時から3か月以内という事なんですが、もし被相続人に借金があった場合、金融会社からの督促はきっちり葬儀の三か月後あたりにやってきます。つまり相続放棄ができないであろうタイミングで来る…

相続放棄の件数は、増えてるらしいです。1

相続放棄の件数が、2020年で約23万件、1990年から比較すると4倍以上の件数になっているらしいです。死亡者数も増加していますが、それ以上の伸びを示しています。いろいろ事情はあると思いますが、亡くなった方と疎遠である方が増えているというの現状あると…

祭祀財産とその承継について 3

祭祀財産の承継に伴い、墓地の管理費用や法事など金銭的な負担や労力などが増えてしまうのですが、その分を相続財産からもらうという権利が、法律上認められているわけではありません。 ただし遺言書で相応の財産を贈与することは可能ですし、遺産分割協議で…

祭祀財産とその承継について 2

2番目に亡くなった方の指定が無い場合ですが、その地方の慣習によって定められます。その地域では長男が、とか本家の人間がとかです。 3番目 慣習も無いといった場合は家庭裁判所の審判によることになります。明確な基準というものではないですが、亡くなっ…

祭祀財産とその承継について 1

祭祀財産というのもあまり聞きなれない言葉かもしれません。簡単にゆうと墓地、仏壇、系譜などが「祭祀財産」となります。ただこれは民法上 相続財産とは違う扱いになり遺産分割の対象にはなりません。遺産分割協議で、受取人や分け方を決めるものではないと…

相続手続は段取りよく進めていきましょう。7 相続放棄との関係

このシリーズの最後に、補足で説明。 相続放棄という言葉は、聞かれたことがある方も多いかもしれません。最初から相続人ではなかったという扱いになり、プラスの財産もマイナスの財産も相続しないという事ですね。亡くなった方に借金がありそうだ、でも実際…

相続手続は段取りよく進めていきましょう。6 名義変更など

④各種名義変更などですが、これが相続の山場といえます。金銭、不動産といった高額な財産を、金融機関や法務局などを絡めて移動させる手続ですので、必要な書類や手続きの難易度が数段上がります。 今までの手続きに関しては、簡易に単独に近い形でできるも…

相続手続は段取りよく進めていきましょう。5 相続税

③相続税については税理士さんの領域ですので一般的なところだけ。 誰かが無くなったら必ず相続税の申告をしなくてはいけないという事ではありません。ほとんどの方は必要がないといってもいいかもしれません。その理由として、相続税には基礎控除というもの…

相続手続は段取りよく進めていきましょう。4 保険金

②保険金の受け取り手続きは、非常に楽です。保険会社に連絡し、必要書類を確認し準備をしたら1週間程度で振り込まれます。必要書類も現在の戸籍と死亡診断書だけなのでそれほど時間も手間もかかりません。 保険金には相続税がかかってきますが、「法定相続人…

相続手続は段取りよく進めていきましょう。3 年金

① 年金についてはそれぞれの事情があるので、各手続き窓口で必要な書類などを確認いただければよいかと思います。 ◎会社勤めの方が亡くなった場合は、会社の総務課に申し出ると会社の方ですすめていってもらえます。 ◎国民年金のみに加入していた人が亡くな…

相続手続は段取りよく進めていきましょう。2 

相続手続は、一つ一つ挙げていくと70種類以上ともいわれてるんですが、大きく分けると4つに分類できます。 ①年金 国民年金・厚生年金・遺族年金など ②保険 死亡保険、医療保険 ③税金 相続税 準確定申告 ④名義変更 不動産・預貯金・株・自動車 この4つで90%…

相続手続は段取りよく進めていきましょう。1

遺言書の執行や遺産分割といった相続の根幹の部分とは別に、事務的な行っていかないといけない相続手続というものも存在します。その手続きを行っていくためには、前提としてその根幹部分をしっかり行う必要があります。 ただこの相続手続というのも普段行う…

登録免許税って何ですか?

亡くなった方の名義になっている不動産が相続人名義に変更されたことを登記簿に記録するときに徴収される税金のこと を登録免許税といいます。 相続発生に伴う名義変更の場合は、固定資産税評価額の1000分の4です。つまり評価額1000万の不動産の場合は4万円…

相続登記のための準備 6 遺産分割協議書の作成

誰が、何を、まで来ましたが次は誰にです。相続人の表示が必要です。 被相続人 長男 生年月日 住所 ここに署名と実印、印鑑証明があれば、相続人の特定が完全にできます。これを遺産分割協議書の下部に相続人全員分を記載します。 ここがきっちり記載されて…

相続登記のための準備 5 遺産分割協議書の作成

次に気を付けなければいけないのか、財産の表示です。 【不動産】に関しては、すべて登記事項証明書通りに。 【預貯金】は、銀行名、支店名、口座の種類、口座番号。ただし残高は記載せず、残高全額で大丈夫です。あと銀行名は、合併などがあり正式名称がか…

相続登記のための準備 4 遺産分割協議書の作成

対象財産の調査、戸籍収集と相続人の特定が済めば、遺産分割協議書の作成に移ります。遺産分割協議書については、正式なフォーマットがあるというわけではありません。しかし不動産をはじめとする各種手続きに使用するためには、落としてはいけないポイント…

相続登記のための準備 3 戸籍の収集

これが現状なかなか曲者です、戸籍の収集。亡くなった方の出生から死亡までの戸籍、相続人すべての方の戸籍などが必要になります。相続人を確定するために必要なんですが、もし兄弟姉妹が無くなった場合でその弟妹などが相続する場合は、亡くなった方だけで…

相続登記のための準備 2 対象不動産の調査

相続対象の地番が判明したら、登記事項証明書(登記簿謄本)の入手です。登記事項証明書は、地番までわかれば誰でも全国どこからでも取得することが可能です。戸籍などは年々その管理が厳しくなっていて本人以外が採ることが難しくなっていますが、この登記…

相続登記のための準備 1 対象不動産の調査

まずは対象不動産の調査から 登記事項証明書(登記簿謄本)を取ることで、その土地の概要を知ることができます。広さ、所有権がだれにあるのか、などなど。 ここで注意しないいけないことは、その不動産の地番というものが必要になります。これはよく使う住…

相続登記ってどんなもの 5

相続登記 終了までのおおまかな流れは以下になります。①対象不動産の調査 登記事項証明書、公図などを入手します。②戸籍の収集 亡くなった方の出生から死亡までの戸籍、相続人全員の戸籍など。 なぜ必要かというと相続人を確定するためです。前妻の子、認知…

相続登記ってどんなもの 4

不動産の登記手続きは、市区町村役場で行うわけではありません。その不動産がある場所を管轄してるいる「法務局(登記所)」で手続きをするという事になります。区役所なんかですと、戸籍や住民票を取得でいったりすることもあるかと思いますが、法務局なん…

相続登記ってどんなもの 3

以前は相続登記は、必ず登記しなければならない義務があるものではありませんでした。しかし 法改正があり相続発生後3年以内に登記をしないといけないという事になりました。行わない場合は、過料というお金を支払わないといけないことになっています。 義務…

相続登記ってどんなもの 2

不動産登記は何のためにするかのというお話ですが、最も大きい理由としては、「対抗力」を持つという事ですね。第三者に対して、この不動産は自分のものである!という主張をし、権利を確定させるという意味合いがあります。不動産というものは人生の中でも…