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豊中の遺言 相続専門行政書士   お役にたてれば 幸いです。

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

あなたの遺骨 どうする?⑥ 納骨堂

納骨堂は遺骨を収蔵するための施設として、都道府県知事等の許可を受けたもので、墳墓というよりは建物の一部又は全部を遺骨安置の場所とする「室内施設」といえます。墓地・霊園に比べて同じ面積の土地でもより多くの遺骨を受け入れることができるため使用…

あなたの遺骨 どうする?⑤ 樹木葬

永代供養墓のなかに、最近少しづつ人気がでてきているものに樹木葬があります。これは地面に穴を掘り、その中に遺骨を埋めるもので、その上に墓標代わりに、樹木を植えたり花壇を作ったりします。遺骨はやがて自然に還るという考え方から来ています。 ちなみ…

あなたの遺骨 どうする?④ 永代供養

墓地 霊園に家墓がある方は、墓地使用権にのっとり埋葬されることとなります。しかし最近では、家墓を持たない人も増えてきており、その場合 永代供養墓を利用されることとなります。 永代供養の場合 祭祀承継者も必要ではなく、契約時(又は埋蔵時)以降 管…

あなたの遺骨 どうする?③ 土葬は禁止されてる?

法律上、遺体を火葬せずに土葬することが禁止されているわけではありません。ただ現在では土葬に必要な用地面積の問題と衛生面での問題から、99.9%の遺体が火葬されています。また墓地の設置基準を定める各自治体の条例や規則で土葬禁止区域が設定されてい…

あなたの遺骨 どうする?②

墓埋法(墓地・埋葬等に関する法律)では、遺骨を必ず墳墓に納めることと定めてはいませんが、残された方の手元でずっと保管しておくということも現実的ではないので、基本的には墳墓等への埋蔵を選択する必要があると思われます。 ちなみに遺骨の埋葬・埋蔵…

あなたの遺骨 どうする?①

ちょっとショックなテーマですが、必ず考えておかないといけないことでもあります。また残されたものへの負担もありますので、自分の意思としてどうしてほしいのか残しておく必要はありそうです。 葬儀は自由度が高いですが、遺骨の取り扱いについては、墓埋…

おひとり様と孤独死の問題 ⑫ 死後事務委任契約

最近では徐々に孤独死にたいする報道も多くされるようになってきており、当事者自身が「周囲に迷惑をかけたくない」「悲惨な死に方をしたくない」という思いで孤独死リスクに備えようとする方が増えてきています。 ◎いざというときに頼れる人がいない。 ◎人…

おひとり様と孤独死の問題 ⑪ 見守りサービス

また持家に居住する単身者についても、遺体の引取りだけではなく、その後の相続手続が放置されることによって、昨今問題となっている「空き家問題」につながっていきます。 最近 自治体や民間などでも見守りサービスなど孤独死を防止する仕組みが少しづつ進…

おひとり様と孤独死の問題 ⑩ 不動産オーナー

不動産オーナーにとっては、原状復帰に対する多大なコストも大きな負担ですが、借主側の心理的なダメージにより、新たな入居者が決まりづらい、賃料を下げざるを得ないといった損害が生じます。 このような孤独死リスクに応じた不動産オーナー向けの損害保険…

おひとり様と孤独死の問題 ⑨ 不動産の問題

二つ目の問題は、「遺体の腐敗による不動産の損傷」です。この点については、自分の不勉強もありここまでとは思ってなかったんですがかなり深刻な問題です。 孤独死の現場は、悲惨な場合も少なくないようです。遺体の腐敗が進行すると、異臭や害虫が発生した…

おひとり様と孤独死の問題 ⑧ 国の負担

地域によっても多少の差がありますが、火葬のみの葬儀、直葬を行い、安いいおひとり様と孤独死の問題 安い納骨堂へ遺骨を安置したとしても、一人当たり20万円程度の費用が掛かります。無縁仏の多い大阪の例でいくと単純計算で7億円~8億円 税金で負担してい…

おひとり様と孤独死の問題 ⑦ 都市部では

孤独死の多くは都市部で発生しています。そして発生地の自治体が取扱費用をすべて負担しないといけない状況も出てきています。 毎日新聞の調査によると、全国の政令市で2015年に亡くなった方の3.3%が引き取り手のない無縁仏として弔われているとのことです…

おひとり様と孤独死の問題 ⑥ 費用

ではそのかかる費用はどうするのかということですが、遺留品に現金や有価証券があればそれを充て、遺留金銭で足りなければ、行旅死亡人が発見された地の市町村費で立替、相続人が判明した場合は当該市町村が相続人に弁償を請求することとなっています。 しか…

おひとり様と孤独死の問題 ⑤ 引き取り手がいない

孤独死の増加が引き起こす大きな問題が二つあります。 「一つは引き取り手のいない遺体・遺骨の増加です。」 本人の氏名又は本籍地・住所などが判明せず、かつ遺体の引取り手が存在しない死者(行旅死亡人 こうりょしぼうにんといいます)については、行旅病…

おひとり様と孤独死の問題 ④ 働き盛り世代も

孤独死は、身寄りのいない高齢者の問題として取り上げられることも多いですが、働き盛り世代の孤独死が増えているという実情もあります。健康面、体力的な低下というリスクが少ないと見落とされがちなところがあります。 遺品整理業者の話によると、死亡後の…

おひとり様と孤独死の問題 ③ 無縁社会

一人暮らしをしていると家族と頻繁には連絡を取ることも少なくなります。また未婚者(子供がいない人)である場合には「気にかけてくれる人がいない、少ない」ということにもつながります。 昨今のプライバシー意識の過剰な高まりから、地域コミュニティーの…

おひとり様と孤独死の問題 ② 少子化

少子化もおひとり様の増加要因に大きく影響しています。全国的に少子化の流れは進んでおり、一人若しくは子供がいないご夫婦も増えています。 単身者の増加と因果関係にあるのが、孤独死の増加です。孤独死を定義するとすると「単身者が誰にも気づかれずに死…

おひとり様と孤独死の問題 ① 生涯未婚率の上昇

おひとり様となるには、いくつかのパターンがあります。お子さんのいないご夫婦の一方が旅立たれ、残される場合。また離婚されたり生涯未婚である方などです。 この中でも 最近では生涯未婚率の上昇がおひとり様の増加と密接に関係しています。生涯未婚率は1…

ここでまた自筆か公正証書か論争 ②

ここ一番きっちりしたものを作りたい、費用をかけても間違いのないものをというときは公正証書を。また費用をかけたくない、作り直すかもしれないといった方は自筆証書を、という選択でも良いかもしれません。 行政書士といった士業にはいってもらう一番大き…

ここでまた自筆か公正証書か論争 ①

どちらがいいのか?自筆 公正証書とみてきて改めて考えてみたいと思います。最近依頼をうけた案件では、保管制度を利用した自筆証書をお勧めしました。 遺言者さんの年齢、自筆することが難しい場合や認知症を疑われる可能性がある場合、こういったときは公…

公正証書遺言 作成方法 ⑧

※注意① 公正証書遺言 正本 謄本に法的効果の違いはありません。※注意② 原本の保管期間について公正証書の保存期間は、公証人法施行規則により、20年となっています。さらに、上記規則は、特別の事由により保存の必要があるときは、その事由のある間は保存…

公正証書遺言 作成方法 ⑦

それでは、公証役場での作成当日です。 【作成手順】① 公証人が遺言者に本人確認をする② 公証人が証人2名に本人確認をする③ 公証人が遺言者に、遺言の内容を質問する遺言者の遺言能力の有無及び自分の意思で遺言を残すかの確認④ 公証人が遺言者と証人に、事…

公正証書遺言 作成方法 ⑥

打合せ後 1週間程度で公証役場から文案と費用の見積もりが提出されます。(メールまたはファックス) 文案の確認は以下のポイントをチェックしましょう。 ◎遺言者の意思が反映されているか? ◎文案との相違点 ◎遺言者、相続人、受遺者、遺言執行者、証人の住…

公正証書遺言 作成方法 ⑤

公正証書遺言の文案作成までできれば、公証役場に打合せのための予約を入れます。通常1週間ほどで公証人と打ち合わせができます。 公証人との打合せでは、 〇遺言能力の確認 〇遺言を残すに至った経緯・動機 〇証人の候補者の有無 〇今後のスケジュール(希…