最後に 海洋散骨の特徴的なところです。故人の遺骨を自分の手で海に還すことができるというのは、他の供養にはないセレモニーだといえます。お墓、永代供養簿や納骨堂などではお骨が残ることで、まだそこに亡くなった方が存在するという意識を持ってしまう方もいらっしゃいます。それに対して海洋散骨の場合は、海に還っていく遺骨を実感することで、心の整理、区切りがつくという場合もあります。
いろいろなケースがあるとは思いますが、のこされた方のグリーフケアの面でも高い効果を示すということも、海洋散骨を検討する際に考慮しても良いんじゃないでしょうか。