これまで土地建物の名義変更にともなう相続登記に期限がなかったため、必要な書類も多く手続きが面倒なため、放置されている場合が少なくありませんでした。
しかし登記しないままでいると、相続が発生するたびに、不動産の権利を持つ人が増え、権利が複雑化していきます。
以前 聞いた話によると一つの土地に相続人が80人いたということがあったらしいです。その不動産を売却処分するためには全員で遺産分割協議をするか、全員の了承 印鑑をとらなければならなくなります。全国にちらばった相続人、住所のわからない相続人、拒絶 もしくは多大な代償金を求めてくる相続人、非常に難易度の高い相続になってしまいます。専門士業の手助けが必要になってくると思いますが、複雑ゆえその報酬も高くなってしまします。
こういった事態や変更登記がされていない不動産が日本にはかなりあるといわれています。あなたの身内の不動産登記がまだ亡くなられた祖父になっているということはないですか？
