もう一つ評価額をつけるにあたって難易度の高い株式ですが、これはその株式を相続するのが、オーナー一族であるか、たまたまその会社に従業員でいたときに手に入れた株式を持つ 少数株主であるかによって意味合いが大きく変わってきます。
この辺りの評価は大変難しいので、簡単に言いますと会社全体の価値から算出する方法と配当還元方式という方法に分かれます。配当還元方式は、その株式に係る年配当金額をベースに算出する方法ですが、おおよそ配当金額の10倍程度が目安と言われています。この方法が利用できるのはあくまで少数株主であり、前者を利用するにあたっては、専門家の的確なアドバイスが必須といえそうです。