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遺言による相続人の廃除 1

相続人の廃除というのは、相続人から完全に外してしまうことです。遺留分の権利も無くしてしまうという強い意味合いがあります。
 廃除が認められるためには、遺言者への「虐待」「重大な侮辱」「著しい非行」があり、それを家庭裁判所の審判手続きで認められる必要があります。生前に遺言者がその申立てをするというのは、証拠や口頭での説明など行いやすい面もありますが、遺言でとなると遺言執行者がその事情を理解し証拠を確保しておかないとなかなか難しいと思われます。