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死後事務委任契約について ③ 背景

 単身者の増加とある種因果関係が認められるのが、孤独死孤立死)の増加です。誰にも気づかれずに死亡すること、具体的には、日常生活の中で突発的な体調変化や疫病、ケガによって自室内で死亡するような場合です。
 孤独死というものは主に高齢者の問題としてとらえられていますが、現在は高齢者を対象とした見守り、安否確認の取り組みが広がってきています。そのような対策が取られていない、見落とされがちなリスクが、働き盛り世代の孤独死が増えていることです。
 ある遺品整理業者によると、死亡の発見が遅れた悲惨な孤独死の現場のおよそ6割が60代以下の働き盛り世代宅だそうです。周囲だけではなく当事者自身も「まさか」とリスクを認識していないケースだと思います。単身者の孤独死リスクは、年齢を問わず全世代的な問題といえます。