孤独死の増加が引き起こす問題が二つあります。
一つ目は引き取り手のいない遺体・遺骨の増加です。本人の氏名などがわからず、かつ遺体の引取り手のない死者については市町村が遺体を火葬して保存、官報公告等に載せて引き取り手を待つということになります。
取扱費用(火葬、遺骨保管)については、遺留品中にある現金や有価証券で当てますが、足りない場合は市町村が立て替え、相続人がわかった段階で請求ということになります。
そもそも家族とのつながりがない単身者の場合、遺体や遺骨を引取り、費用を弁償する人がいないことが圧倒的に多く、最終的には都道府県が負担するということになります。