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不動産をめぐる相続トラブル事例集 1-4 不動産が共有だった!!

 「自分にももらう権利がある。売ったお金の4分の1は当然もらう、そうでないなら承諾書に印鑑は押さないから。」旦那さんの弟は、そうきっぱりと言いました。
 母親と子供たちは、昔からこの父親の弟と付き合いがあり、「優しい 気のいいおじさん」と思っていただけに、ショックを隠せませんでした。
 父親が存命であったなら他の手もいろいろ打てたかもしれません。相続がきっかけで起こってしまったトラブルといえます。

不動産をめぐる相続トラブル事例集 1-3 不動産が共有だった!!

 旦那さんの兄弟4人のうち2人とは長らく疎遠になっており、居所を探し連絡を取ることが大変でした。そのうちの一人は亡くなっており、その子ども二人が代襲相続者になります。もう一人は海外在住者、この承諾書のやりとりにも労力と時間を費やすことになりました。
 ようやく残りひとりとなったなった兄弟が普段からも付き合いのある旦那さんの弟でした。しかし一番の問題はここにあったのです。

 

不動産をめぐる相続トラブル事例集 1-2 不動産が共有だった!!

 旦那さんはその土地を自分の父親から受け継いだ土地に家を建てたのですが、その土地は旦那さんの兄弟4人の共有名義になっていたのです。
 不動産屋さんからは「共有名義になっているので、名義人全員の承諾が必要です。それなしには不動産の売却も出来ません。ご主人のご兄弟全員の承諾を取ってきてください。」と言われてしまいました。

 

不動産をめぐる相続トラブル事例集 1-1 不動産が共有だった!!

 遺された不動産が共有名義であることが発覚したという事例です。旦那さんがなくなり、奥さんと子供二人がいました。子供たちはすでに独立しており、母親一人で住んでいます。子供たちは父親の遺産はすべて母親が相続するという事で納得していました。子供たちは経済的に自立しており、「お母さんのためにも」という円満なご家庭です。
 一人で住むには広すぎると考えた母親は売却を検討します、子供たちも賛成してくれています。
 しかしここで大問題。思いがけない事実に直面し、売却の話が前に進まなくなってしまったのです。

不動産の相続はトラブルが多いのです。-5

 遺された財産のうち金融資産がほとんどなく、不動産がたくさんあった場合相続税の支払いに苦労するということもあります。
 相続税の支払いは、被相続人がなくなられてから10カ月後には行わないといけないですが、遺産分割内容が決まってから不動産の売却をしようと思っても買い手がつかなかったり、換金が間に合わなければ 自己資金で対応しないといけない状況に相続人が追い込まれます。一時的とはいえ数百万の納税となってしまうと準備もたいへんです。

 

不動産の相続はトラブルが多いのです。-4

 遺された財産のうち金融資産がほとんどなく、不動産がたくさんあった場合相続税の支払いに苦労するということもあります。
 相続税の支払いは、被相続人がなくなられてから10カ月後には行わないといけないですが、遺産分割内容が決まってから不動産の売却をしようと思っても買い手がつかなかったり、換金が間に合わなければ 自己資金で対応しないといけない状況に相続人が追い込まれます。一時的とはいえ数百万の納税となってしまうと準備もたいへんです。