遺産分割協議でよく見られる対立には、いくつかの典型的なパターンがあります。代表的なのが、「同居していた相続人」と「別居していた相続人」との間の対立です。
同居していた側は「親の面倒を見てきた」という思いが強く、別居していた側は「財産は平等に分けるべきだ」と考える傾向があります。 どちらの言い分も間違いではありませんが、互いの立場を理解しないまま主張をぶつけ合うと、話し合いは平行線になります。
また、長男・長女といった立場意識や、過去の親からの扱いへの不満が、相続をきっかけに噴き出すこともあります。これらは法律では解決できない問題です。
こうした対立が起こり得ることを事前に知っておくだけでも、「なぜ話がこじれているのか」を冷静に見つめ直す助けになります。

