遺言当日の流れを知っておくと安心です。
まず遺言者が公証人に対して自分の意思を口頭で述べます。それを公証人が法律的に整えて筆記し、草案を読み上げます。内容に誤りがないかを確認したうえで、遺言者と証人が署名・押印。最後に公証人が署名・押印を加えて完成となります。
というのが原則とされていますが、その場で公証人が筆記し草案を作成となるとかなりの時間がかかりますので、事前にほぼ完成形を作っておき読み聞かせをして確認するというのが一般的です。
原本は公証役場で厳重に保管され、遺言者や関係者には正本や謄本が交付されます。この仕組みにより、改ざんや紛失の心配がなくなるのです。
一連の流れは約1時間程度で終わることが多いですが、準備の段階でどれだけ整えているかで所要時間は変わってきます。

