典型的な事例として「自宅は配偶者に、預貯金は子に分けたい」というものがあります。自宅は生活の基盤であり、配偶者が安心して住み続けられるよう明確に指定することが重要です。その際は不動産の所在地・地番・家屋番号を具体的に書き込みます。
預貯金についても「○○銀行△△支店、普通預金、口座番号××××」というように、金融機関名・支店名・口座番号まで正確に記載する必要があります。
また、こうした遺言内容を実際に執行する人=遺言執行者を指定しておけば、手続きが格段にスムーズになります。特に複数の口座や不動産がある場合、執行者の存在は相続人全体の負担を軽減してくれます。

