相続で古い戸籍を集めると、「この市町村、もう存在しない?」と驚くことがあります。これは市町村合併や廃止によって、かつての本籍地が現在の行政区画では存在しないケースです。
本籍は法的には住所とは別で、自治体の統廃合によっても有効性は変わりません。ただし、戸籍の請求先が変わるため、最新の行政区画を調べる必要があります。
便利なのが法務局や自治体が公開している「合併後の新名称一覧」。そこを手がかりに、現在の管轄役所を確認しましょう。昔の本籍地のままでも、きちんと戸籍は保存されていますのでご安心を。

