商品先物取引を行っている個人投資家が亡くなると、相続人はその被相続人のポジションを相続することとなります。そして亡くなったことを連絡すると相続人に当該ポジションを相続させることなく、被相続人がもっていたすべてのポジションが商品先物取引業者によって強制決済されます。そこで利益と損失が確定します。
損失が出ていた場合、相続人がそれを穴埋めするか、相続放棄するか決定しなければなりません。相続放棄には、自己のために相続があったことを知った時から3か月という縛りがありますので、慎重かつ速やかにその判断をする必要があります。