7.いよいよ 遺産分割協議の作成です。
今までに調査した相続財産から、相続人全員で誰がどの財産を相続する
のか(分け方)の話し合いを行います。
遺産分割協議は相続手続きの”ヤマバ”になります。材料はそろった
状況ですが、ここからスムースに落としどころが決まるかは、今までの
親族間の関係性に左右されます。
法定相続分というのもある種指針になりますが、分けにくい不動産や
動産、今までの故人にもらってきたもの、または尽くしてきたこと、
これからの事 踏まえていろいろ揉める要素が存在します。
これに前妻の子が入ってきたり、会ったこともないような親族が加わって
くると もし相続税がかかるような相続であるなら、申告期限に間に合わす
ことも至難の業になってくると思います。
最終裁判所の審判になったとしても、法定相続分での分割が多くの
落としどころとなります。1年2年 時間をかけて、安くない弁護士料を
払ってまでというのは賢明でない気がします。
残されたものにできるだけ苦労をかけないように、準備は進めておく
ものだと思います。