ママちゃり行政書士 遺言 相続専門でやっとります!

豊中の遺言 相続専門行政書士   お役にたてれば 幸いです。

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

うちは家族仲がよいので遺言なんていらない説 ①

これも良く言われるセリフです。 家族仲が良い理由が その要(かなめ)になっている親がいたから成り立っていたということも考えられます。亡くなった後に噴出してくるものとして、「昔 ○○だけ援助してもらっていた」や「私が一番親の面倒を見ていた」などが…

うちは財産が少ないから遺言なんていらない説 ③

家庭裁判所による遺産分割事件の認容・調停成立件数(平成29年)は、全7,520件で 1,000万円以下の件数は2,413件で全体の約35%。5,000万円以下の件数になるとは5,697件で、全体の約75%もの割合を占めます。 つまり財産の多少の問題ではなく、逆に少ない中…

うちは財産が少ないから遺言なんていらない説 ②

「③メインの財産が不動産の話し合い」にも絡んできますが、財産が少ないからという理由がもとで揉めるパターンも多いです。財産の分割には代償分割という方法もあるのですが、これは不動産(土地建物)はAさんが所有し、その代わりAさんはBさんにその法定相…

うちは財産が少ないから遺言なんていらない説 ①

よくお客様から 遺言のお話をしようとするとまず言われるのがこの言葉です。「うちは財産が少ないから遺言なんていらない」です。 遺産金額も大事ですが、まずは誰が法定相続人となるかの確認はしといたほうがよいとおもいます。特にお子さんがいない場合、…

相続人の資格 はく奪!! 相続廃除

相続開始前でも、一定の事由があれば、慰留分のある相続人の相続権を剥奪する請求をすることができます。これを「相続廃除」といいます。 廃除事由としては、「被相続人に対して虐待をし、若しくはこれに重大な侮辱を加えたとき、または推定相続人にその他の…

相続人の資格 はく奪!! 相続欠格

相続人にふさわしくないという相続欠格事由のある者は、相続開始時に相続権を失います。例を挙げると、被相続人である親を殺したり、遺言書を偽造したりした場合は欠格事由にあたります。 相続欠格になった推定相続人が、もし勝手に不動産登記や預金の相続手…

遺留分の放棄について

遺留分については何度かご説明してきましたが、今回はその遺留分の放棄についてです。ちなみに遺留分というのは、たとえ遺言で他の誰かに相続させるとしても その法定相続人に残る 遺産をを受け取る権利のことです。 この遺留分の放棄については、相続放棄と…

財産リストと財産評価 ⑪ その他の財産

財産評価についてはまだまだいろいろあります。【ゴルフ会員権】 株と同じように市場流通が可能かどうかで評価が変わってきます。規約等をしっかり確認することが必要です。譲渡できないものなど 評価の対象とならないこともあり得ます。【骨とう品、書画な…

財産リストと財産評価 ⑩ 取引相場のない株式

株式でも、売り買いをしていない自社株などがある場合その評価は非常に難しいところがあります。ご説明するとちょっと難しい言葉や仕組みが出てきてしますので、ここでは簡単にイメージができる程度のご説明となります。 ①類似業種比準方式 上場している会社…

財産リストと財産評価 ⑨ 株式

株式については大きく分けると二つに分類されます。①上場株式②取引相場のない株式に分けられます。 上場株式は、その株式が上場されている市場での株価をもとにして評価します。具体的には ◎課税時期(被相続人の死亡日や贈与を受けた日)の最終価格 ◎課税時…

財産リストと財産評価 ⑧ 生命保険

生命保険金に関しては、2つのパターンで考える必要があります。①契約者と被保険者が被相続人で、受取人が相続人の場合です。つまり亡くなった方が自分に保険をかけていて、受取人を相続人にしているパターンです。②被相続人が契約者だが、被保険者ではない場…

財産リストと財産評価 ⑦ 小規模宅地の評価減

これも不動産 土地の相続にあたって大きな控除となりますここで少しご説明します。 被相続人の財産のうち、居住や事業に使われていた土地は、相続人が引き続きそこで暮らしたり、事業を行ったりする場合には、重要な生活拠点となります。そのような点に配慮…

財産リストと財産評価 ⑥ 貸宅地と貸家建付地

相続した土地について、他人がそこを利用できる権利を持っていることがあります。たとえば借地権が設定されているような場合です。このような宅地を貸宅地といいます。 また自分の所有する土地にアパートや一軒家などを建て、他人に貸している場合は、その土…

財産リストと財産評価 ⑤ 借地権

相続した建物が、借りた土地の上に建っていることがあります。建物の所有を目的として借りる権利を、借地権といいます。借地権の形態には5種類ありますが、一般的な土地を借りて自分で家を建てて住んでいるパターンの評価額は・・・ 対象となる土地が更地で…

財産リストと財産評価 ④ 家屋 

家屋は一棟ごとに価額を評価します。評価額は、固定資産税評価額と同じです。マンションについても同じで固定資産税評価額で評価を行います。 ちなみにまだ完成していない、建築中の家屋の場合はその家屋の費用現価に70%をかけた金額によって評価します。

財産リストと財産評価 ③ 宅地

路線価方式について土地の面する路線(道路)を区切りとして、国税庁の定めた土地の路線価をもとに評価する方法です。 路線価は1㎡あたりの価額で示され、路線価図で確認できます。路線価方式では、路線価に土地の面積をかけて評価額を求めますが、土地の形…

財産リストと財産評価 ② 宅地

それでは財産リストにのせるものをどうやって評価していくのか見ていきましょう。 宅地とは、住まいや商業活動、工業活動のために利用されている建造物の敷地となっている土地の事です。宅地かどうかは、不動産登記簿の記載からではなく、実際にその土地がど…

財産リストと財産評価 ①

相続を分割するとき、相続税を支払うとき 問題となってくるのは財産をどのように評価するのかというところです。現金や預貯金であればさほど問題はありませんが、不動産、株、骨とう品などはその時期に応じて価値が変動します。 財産の評価方法については、2…

相続税の基本知識 キホンのキ ③ 配偶者控除

相続税の控除については、いろいろあり、年度によって新しいものが追加されたり減ったりしますので、その時に応じて確認したり、税理士さんに相談したりする必要があります。 もう一つ大きな控除がありますので、そのご説明をします。それが配偶者控除と呼ば…

相続税の基本知識 キホンのキ ② 基礎控除

相続税に関することは、相続税法という法律に定められています。相続税が課されるのは、相続、遺贈、死因贈与、相続時精算課税に係る贈与などによって財産を取得した場合です。 ここでまず最初のポイントは、”遺産の額によっては支払わなくてもよい場合もあ…

相続税の基本知識 キホンのキ ①

相続税をはじめとした税に関することは、税理士さんの領分ですので、個別具体的な内容では無く、一般的に知っといた方がよい基本的なことをお伝えしときます。 相続税は、相続や遺贈などの人の死亡を原因として財産を取得した個人に課される国税です。一般的…

相続手続きについて ⑪ 財産目録の作成

相続人の確定という根幹の手続きがすめば、次は財産の確定です。最終的に相続のとは、誰に何をどれだけ分配するかという事なので、何をにあたる遺産のお話です。 財産にはプラス、マイナス両方あります。預貯金・不動産・株・動産など 金銭的価値のあるもの…

相続手続きについて ⑩ 戸籍の種類

除籍謄本・・・戸籍内にいた者全てが婚姻や死亡によっていなくなった戸籍謄本の事です。 改製原戸籍・・・戸籍制度の改正によって戸籍のスタイルが変更される前の戸籍謄本のことです。 現在、戸籍はデジタルデータ化が進められています。デジタルデータ化さ…

相続手続きについて ⑨  相続人を確定するの続き

相続人を確定するためには、被相続人が生まれてから死亡するまでの、連続した戸籍が必要になります。戸籍謄本とは、戸籍内の全員の記録を複写した書面のことになります。 その方の戸籍を遡ることで、出生から始まる人間関係を洗い出すことになります。特に重…

相続手続きについて ⑧ 相続人を確定する

相続財産の処理においてまず大事なことは相続人の確定です。亡くなった方がひそかに認知していた子供、前婚の子供、今まで知らず会ったこともない兄弟の存在など、相続をきっかけに判明することも少なくない話です。 またそれを見過ごして相続を手続きを進め…

相続手続きについて ⑦ 生命保険金の受け取りには時効があります。

生命保険金はいつまでも請求できるわけではなく、時効期間があります。一般的には3年と定められていますが、日本郵政グループのかんぽ生命保険は5年です。できるだけすみやかに請求の手続きをとりましょう。 保険会社に連絡すれば、すぐに必要な書類等が送ら…

相続手続きについて ⑥ 準確定申告

被相続人に給与所得以外の所得がある場合、例えば自営業を営んでおり、毎年確定申告をしていたような場合には、準確定申告の手続きをする必要があります。 準確定申告とは、相続人が、被相続人の死亡した年の1月1日から死亡した日までの所得を計算して、申告…

相続手続きについて ⑤ 年金

被相続人が国民年金や厚生年金保険の被保険者である場合には、まず年金受給権者死亡届を提出しなければなりません。提出期間は死亡日から10日以内になります。(国民年金は14日) その際に、被相続人に給付されていない年金があれば、一緒に未支給年金請求書…

相続手続きについて ④ 世帯主変更と健康保険証

世帯主が死亡した場合は、死亡した日から14日以内に、世帯変更届を出すことが必要になります。 健康保険などの保険証の返還も必要になります。ちなみに国民健康保険証については、死亡の時から14日以内に届け出ることが義務付けられています。 あと保険制度…

相続手続きについて ③ 死亡届

被相続人がなくなったら死亡届を提出しなければなりません。届出が義務付けれているのは、親族や同居者など定められた方のみです。 提出先は、亡くなった方の本籍地か死亡地、または届出人の住所地、所在地のうち、どれかの市区町村役場になります。 提出期…