2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧
契印とは、契約書等が複数枚にわたる場合に、各ページが一体であることを示すために、ページとページの間の綴じ目に押印することを言います。 遺産分割協議書については、契印は必ず相続人全員が押さなければならないものではありませんが、後日の共同相続人…
遺産について、何をどの相続人が取得するか、合意が成立すると、その内容を「遺産分割協議書」という書面にする必要があります。 遺産分割協議書には、遺産分割の具体的内容を記載し、各相続人が署名または記名、押印する必要があります。 押印については、…
遺産分割とは、相続が開始した後、共同相続人の共有に属している相続財産に付いて、相続財産ごとの権利者を確定させる手続をいいます。簡単にゆうと亡くなった方の残したものの行き先を決めることです。 被相続人(亡くなった方)が死亡し、相続が開始すると…
墓地 墓石のほか、位牌・仏壇・仏具・神棚・神具等の祭具や系譜などの祭祀財産について、民法では、国民の感情・慣習から相続財産とはせず、承継者は相続財産とは別の方法で決めるとしています。 決定方法 ①亡くなった方の指定により決める ②指定がない場合 …
【付言 例】 遺言者は、妻花子と力をあわせて長女・竹子および長男・松夫を育ててきました。その妻花子が認知症を患っています。遺言者である私亡きあとは、その扶養を長男・松夫にお願いしたいと考えこの遺言を残しました。 長女竹子 および長男 松夫にはこ…
遺言の最後に付言というものをつけることがあります。これはつけてもつけなくてもよいのです。 家族に対する気持ちや、遺言内容を決めた理由等を付言事項として記載します。 付言事項は法律上の遺言事項以外の内容であり、法律上の効力を有するものではあり…
遺言によって、嫡出でない子を認知することもできます。つまり本人死亡 遺言執行のタイミングで新たな相続人が発生ということになります。 (波風立たないことなんてあるのでしょうか?おそらくは、弁護士さんの登場⇒長い相続手続の始まりとなる気がします。…
廃除を行なうための二つの方法があります。 1つは「生前廃除」 文字通り生きてるうちに家庭裁判所に請求し、その審判により行うものです。 もう一つは遺言において廃除の意思表示をする「遺言廃除」です。これは遺言執行人が、その遺言を執行する際に遅滞な…
相続人の廃除とは、本来は相続人であるが、その相続人の資格を失わせる制度です。 亡くなった方に対する虐待や重大な侮辱、その他の著しい非行があった場合に、亡くなった方の意思を尊重して、その者の資格を失わせます。 ただ虐待や侮辱も、人的信頼関係を…
遺産として、亡くなった方の車を相続した。しかしいざ運転しようとするとエンジンが破損しており動かない。ドースル?? 民法911条ないし913条によると、相続人は、その他の相続人に対しそれぞれの相続分に応じた担保の責任を負い、相続した物件に重大な瑕疵…
その遺贈には、「特定遺贈」と「包括遺贈」というこれまた難しいそうな二種類があります。 でもそんなに難しくはないです。特定遺贈は文字通り、特定の遺産を上げるということです。 例えば「○○所在の土地建物をAに譲る」とか「自分の遺産の内100万円をBに譲…
あまり聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、「遺贈」というものがあります。民法964条によると、「遺贈」とは遺言によって他人(受遺者)に自己の財産を与えることです。 死亡した時に誰かにものをあげるという意味で「死因贈与」という言葉も似ています…
あまり聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、「遺贈」というものがあります。民法964条によると、「遺贈」とは遺言によって他人(受遺者)に自己の財産を与えることです。 死亡した時に誰かにものをあげるという意味で「死因贈与」という言葉も似ています…
遺言は せっかく作っても実現しなくては意味がありません。また遺言の内容を実現させるためには、遺言者に代わって、その遺言を執行する者が必要です。 これを「遺言執行者」といいます。 遺言執行者は、遺言で指名することができますし、指名しておくべきだ…
【伝染病隔離者遺言】 伝染病隔離者遺言は、伝染病のため行政処分によって交通を絶たれた場所にいる預言者が行う遺言です。ここ最近ではコロナの蔓延、ほかウイルスの広がりなど、可能性がないとは言えませんので、ご説明します。(・・・数年前には想像もし…
【一般危急時遺言】 一般的な自筆証書遺言、公正証書遺言についてはいままでもお伝えしてきましたので、今回は少し違った遺言をご説明します。 一般危急時遺言は、疫病そのたの事由によって、死亡の危急が迫った者が遺言をしようとする場合の遺言になります…
【遺言能力】とは、簡単にゆうと遺言をすることができる能力のことです。 民法では、15歳に達したものは遺言することができるとしています。つまりたとえ未成年であったとしても、親権者や未成年後見人の同意なく、することができるということです。 認知症…
法定相続分について、配偶者 子 父母 兄弟姉妹については先に述べてますので、それ以外を少し。 【養子】 養子は縁組の日から養親の嫡出子としての身分を取得します。相続分も 実子と同じです。例えば被相続人に実子A・Bと養子Cがいた場合均等に分けることと…
法定相続人を知ろうの番外編です。 法定相続人に該当する場合であっても、相続人としての権利が奪われる場合があります。 【相続欠格】 相続人は、被相続人を故意に殺害して刑に処せられたり、遺言書を偽造するなど相続を認めるべきではない場合、被相続人の…
【養子】 養子は、縁組の日から養親の嫡出子としての身分を取得します。 したがって養子も相続人となります。 ここでよく誤解されがちなのが連れ子です。再婚と同時に相続権が発生するわけではありません。連れ子にも遺産相続させたい場合は、養子縁組をする…
【被相続人の兄弟姉妹】 子も父母もいない場合(相続放棄をした場合も含みます)は、第3順位 である兄弟姉妹が相続します。父母の一方のみが同じである兄弟(半血 兄弟ともゆうらしいです)も相続人となります。ただし相続分は、全血? 兄弟の半分になります…
亡くなった方⇒被相続人といいます。慣れないと??と一瞬なりますが、慣れてください(笑) 【配偶者】 配偶者(法律上の妻または夫)は常に相続人になります。 【被相続人の子】 被相続人の子は、第1順位の相続人となります。子が相続前に死亡している 場合な…
以前は、自筆証書遺言を作るときは、目録もすべて全文を自筆する必要がありました。不動産の細かい登記情報や口座番号など いざやってみると大変な作業です。また書き間違えなどするとその訂正も様式に従って行なわなければならないので 非常に面倒です。 こ…
なので 遺産がたくさんあるので遺言が必要 というわけではなく、亡くなられたあとに待っている複雑な遺産相続 それが争族にならないように準備しておく手段でもあります。 また最近では高齢化が進んできていますので、亡くなられた方が80歳、90歳、相続され…
遺言は、亡くなる前の意向を、自身が亡くなった後に実現させるためのものです。 民法という法律には、亡くなった方の遺産を、誰がどのような割合で相続するのかを決めています。相続人の範囲と相続割合を定めているということになります。 しかし これに従っ…
③自筆証書遺言(法務局保管)…法務局で遺言書情報証明書の交付をうける 令和2年度より、法務局で自筆証書遺言を保管してくれる制度がはじまりました。 故人が確実に法務局に保管していることがわかっている場合⇒「遺言書情報証明書の交付請求」を行います。…
②自筆証書遺言を自宅等で遺品の中から探す 最近始まった法務局保管の自筆証書遺言でない場合、、故人の自宅や部屋の遺品からひたすら探していくしかありません。貸金庫に保管しているケースもありますが、その扉を開ける手続きが非情に面倒です。なので自筆…
公正証書遺言の検索にたっては以下の書類が必要です。 ◎死亡の記載がある被相続人の戸籍謄本 ◎請求者が相続人であることを確認できる戸籍謄本 ◎請求者の印鑑証明書(3ヶ月以内) ◎実印 ◎請求者の本人確認資料(免許証など) 代理人がいく場合は、委任状、代…
①公正証書遺言を公証役場の遺言検索システムで探す 公正証書遺言は、平成元年以降のものについては、日本公証人連合会の遺言書検索システムを利用して、検索することが可能です。 この遺言書検索システムは、日本全国の公証役場が対象となり、近くの公証役場…
遺言書があるかないか、遺産を相続するときには非常に重要になってきます。最近では、少しづつ遺言を残される方も増えてきています。地域でも、遺言作成セミナーなど予約で満員なんてこともあるみたいです。 遺言がなければ遺産分割協議を相続人で行わなけれ…